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ノンシリコンシャンプーが合わない髪質がある?効果やおすすめの選び方をチェック!

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“ノンシリコンシャンプーは髪にいいらしい”。
よく聞く話ですが、「実際にノンシリコンシャンプーにどんな効果があるのか知らない」という方も多いはずです。

むしろ髪がきしむんだり、傷んだりする…という話も聞いて、シャンプー選びに悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、「そもそもノンシリコンシャンプーって何?私に合うの?」という疑問を解消していきます。

特に髪や頭皮にお悩みがある方や、ノンシリコンシャンプーを使うべきか迷っている方は必見です。

【この記事の監修者】
監修者C'zhair 代表伊藤智宏様

C’z hair(シーズヘアー)代表/毛髪診断士認定講師
伊藤 智宏さん

  • 2011年 東日本大震災を機に8年間勤めた航空会社を辞め、美容師の道を志す
    美容学校在学中の2年間、東北の被災地をめぐる移動美容室(きずな号)でボランティア活動をしながら、困っている人の気持ちに寄り添う大切さを学ぶ。
  • 2016年 40年続く母親の美容室を受け継ぎ、C’z hairとして新たに開業
    飛行機の誘導もできる理系の美容師として話題に。
  • 2018年 日本毛髪科学協会、毛髪診断士取得
    理系出身の強みを生かし、難易度の高い縮毛矯正や地元の野草で作った生酵素配合のカラーメニューなどを開発。
  • 2020年 日本毛髪科学協会の毛髪診断士認定講師

 

髪質改善やヘアケアを専門とし、髪の悩み解消に日々努めている。
また頭髪に関しての病気や、抗がん剤治療中のヘアケアに取り組む。
医療と美容の架け橋となるなど幅広く活躍中。

「美容室 C’z hair(シーズヘアー)」公式サイト
インスタグラム

【所属学会など】

ノンシリコンシャンプーとは?

ノンシリコンシャンプーはシリコンが配合されていない洗浄だけを目的にしたシャンプーのこと

ノンシリコンシャンプーとは、その名の通り成分にシリコンが入っていないシャンプーのこと。
シリコンフリー」と表記されることもあります。

そもそもシリコンとは、髪の健康にも関わるミネラルを多く含むケイ素を化学的に合成処理した成分。

シリコーンは、結合の主骨格がケイ素と酸素が交互に結びついたシロキサン結合(Si-O-Si)で、そこに有機基が結びついて、高温や低温に強い、紫外線にさらされても劣化しにくい、水をはじくなどなど、さまざまな特性を発揮します。
また、オイル、レジン、液状ゴム、ゴムなどさまざまな性状があり、エレクトロニクスから輸送機、化学、繊維、食品、化粧品、そして建築などあらゆる分野で活用されています。

(引用元:信越シリコーン「シリコーンは何からできているの?」

シャンプーに配合される場合は、シリコンオイルという油に似た液状になっています。

 

一般的にシリコンがシャンプーに配合される理由は、洗浄成分で痛む髪を保護するため。
髪の表面を覆って、”過剰に洗われてしまう”髪へのダメージを軽減させてくれます。

ただ、本来シャンプーは「汚れを落とす」のが目的。
「髪をシリコンでコーティングするのは、本来の役割と異なるのではないか」
こういった考えのもと、”髪本来のうつくしさを取り戻す“ために生まれたのがノンシリコンシャンプーです。

ノンシリコンシャンプーのメリット・デメリット

ノンシリコンシャンプーを使うメリット・デメリットは下記の通り。

【メリット】

  • 「髪や頭皮を洗う」のに特化して、素の状態に近づける
  • 洗い心地/洗い上がりがサッパリしている
  • 髪全体にボリュームが出やすく、サラサラした仕上がりになる

【デメリット】

  • 指通りが悪くなったり、髪のきしみを感じることがある
  • ドライヤーやヘアアイロンの熱でダメージを受けやすくなる

ノンシリコンシャンプーの最大のメリットは、髪を素の状態に近づけられること。
“洗う”ことに特化しているので、髪や地肌に余計な成分を吸着させず、よりナチュラルな洗い上がりを期待できます。

またシリコンは髪をコーティングしてダメージを防ぐ仕組みなので、髪質によってはシリコンの重みで髪が潰れたり、ぺったりとした重たい印象になりかねません。
ノンシリコンシャンプーはコーディング作用がない分、髪全体が根本から立ち上がりやすくなり、ボリュームのある軽やかな印象になります。

さらにシリコン入りのシャンプーはしっとりした仕上がりになるのに対し、ノンシリコンシャンプーはサッパリした洗い上がりになるのもメリットの1つです。

 

一方で髪の状態によっては、髪の指通りや悪くなったり、きしみ・パサつきを感じやすくなる可能性もあるのがネック。

またシリコンによるコーティング作用がないので、ドライヤーやヘアアイロンの熱でダメージを受けやすくなるというリスクにも注意するべきでしょう。

ノンシリコンシャンプーのデメリットはケアの工夫で解決OK

ノンシリコンシャンプーのデメリットは、シャンプー後のケアを工夫すれば問題なく使えることがほとんどです。

  • ダメージ補修ができる、髪質に合ったコンディショナーやトリートメントを併用する
  • 髪を乾かす前には、洗い流さないアウトバストリートメントを使う

など、シリコンのコーティング作用がない分を補てんするようにすればカバーできますよ。

伊藤さん
伊藤さん
コンディショナーやトリートメントは、直接頭皮につけずに手のひらに伸ばしてから使うのがポイント。
毛先のダメージ部分を中心に塗布し、指で揉み込みます。

流す時は、あまり毛髪に残す事は考えずに全体を一様に流しましょう。

合わない人もいる…「ノンシリコンは髪にいい」とは言い切れない

もともとダメージ髪や髪が広がりやすい・毛量が多い人にはノンシリコンシャンプーは向かない

メリットの多いノンシリコンシャンプーですが、「ノンシリコンだから髪や頭皮にいい」とは言い切れないのが本当のところ。

下記に当てはまる人は、ノンシリコンシャンプーは向いていません。

  • カラーやパーマを繰り返している
  • 枝毛や切れ毛など、髪にダメージがある
  • 毎日高温のヘアアイロンを使っている
  • もともと毛量が多く、髪が広がりやすい

シリコンの役割は、コーティング作用によって髪をなめらかにすること。
「外部刺激を緩和する」「指通りを良くする」「髪にツヤを出す」といった効果で、洗髪時のダメージを抑えてくれます。

髪が傷んでいると、いわばコーティングが剥がれて摩擦や熱の刺激を受けやすい状態。
ノンシリコンシャンプーは髪を素の状態に近づけるのを目的にしているので、かえって髪のダメージが進行してしまう可能性が高いです。

シリコン入りのシャンプーを使ってダメージから髪を守るのを優先したほうがいいでしょう。

 

また毛量が多く広がりやすい髪質の方も、ノンシリコンシャンプーはオススメできません。
ボリュームが出すぎて、かえって髪がまとまりにくくなる可能性があります。

「梅雨だけ広がる」など時期や体調によって髪質に変化がある場合は、ノンシリコンとシリコン入りを使い分けるのがベストでしょう。

ノンシリコンシャンプーがオススメの人

以上を踏まえて、ノンシリコンシャンプーがオススメの方は下記の通り。

  • 細くて柔らかい髪質で、ボリュームが出にくい
  • サッパリした洗い上がりで、サラサラ髪を目指したい
  • 髪や頭皮への負担を最小限に抑えたい
  • ヘアアイロンやコテは使わずにスタイリングすることが多い

自然派志向の方はもちろん、サッパリした洗い上がりが好みという方にもオススメ。
髪を素の状態に近づけてくれるので、髪や頭皮の負担を最小限に抑えてサラサラした仕上がりに近づけてくれます。

ヘアアイロンやコテを使わずに、ナチュラルなスタイリングを楽しみたい方にももってこいです。

また、お風呂上がりのベタベタ感が気になる…という方は、細くて柔らかい髪質である可能性大。
ノンシリコンシャンプーを使えば、根本からふんわり立ち上がって、ボリュームのある髪質に近づけますよ。

 

市販ノンシリコンシャンプーの選び方【基準は人気ランキング?安い?口コミ?】

ドラッグストアや通販でノンシリコンシャンプーを買う前に、チェックしておきたい選び方を紹介していきます。

【ノンシリコンシャンプーを選ぶチェックポイント】

  1. シリコン成分が入っていない
  2. オイルが入りすぎていない
  3. 髪・頭皮に刺激が少ない成分を配合している
  4. タール系色素が入っていない

せっかくノンシリコンシャンプーを使うなら、人気ランキングや口コミ、安さだけを基準にせず、髪にやさしいアイテムを見極めましょう。

①シリコン成分が入っていない

シリコン成分(メチコン・シロキ・シロル・シラン)が配合されていないか確かめる

当然ながら、シリコンの成分が入っていない商品を選ぶのが大前提です。

実は市販されているシャンプーは、たとえシリコンが配合されていても”シリコンとは記載されていない“商品がほとんど。

シリコンはコーディング力の重い・軽いで、たくさんの種類があります。
メチコン・シロキ・シロル・シランがつく名前の成分は、シリコンだと考えてOKです。
例)ジメチコン、トリシロキサン、ステアロキシトリメチルシラン

※シリコンの表記一覧
  • (アクリレーツ/メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ)コポリマー
  • (ジビニルジメチコン/ ジメチコン)コポリマー
  • (ジメチコン/ビス-イソブチルPPG-20)クロスポリマー
  • (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー
  • (トリメチルシロキシケイ酸/ジメ チコノール)クロスポリマー
  • PEG/PPG-19/19 ジメチコン
  • PEG/PPG-20/20 ジメチコン
  • PEG/PPG-30/10 ジメチコン
  • PEG-10 ジメチコン
  • PEG-10 メチルエーテルジメチコン
  • PEG-11メチルエーテルジメチコン
  • PEG-12 ジメチコン
  • PEG-12メチルエーテルラウロキシPEG-5 アミドプロピルジメチコン
  • PEG-9 ジメチコン
  • アミノエチルアミノプロピルジメチコン
  • アミノプロピルジメチコン
  • アミノプロピルフェニルトリメチコン
  • アモジメチコン
  • アルキル(C20-24)ジメチコン
  • アルキル(C30-45)メチコン
  • カプリリルメチコン
  • シクロヘキサシロキサン
  • シクロペンタシロキサン
  • ジメチコノール
  • ジメチコン
  • ジメチコンクロスポリマー
  • ステアリルジメチコン
  • ステアロキシトリメチルシラン
  • セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン
  • セチルジメチコン
  • セテアリルメチコン
  • トリシロキサン
  • トリメチルシロキシケイ酸
  • ビス(C13-15アルコキシ) PGアモジメチコン
  • ビスPEG-18メチルエーテルジメチルシラン
  • ビスPEG-18メチルエーテルジメチルシラン
  • フェニルトリメチコン
  • ポリシリコーン-13
  • ラウリル PEG/PPG-18/18 メチコン
  • ラウリルPEG-10トリス(トリメチルシロ キシ)シリルエチルジメチコン など

購入前に必ず成分表をチェックして、シリコン成分が記載されていない商品を選ぶようにしましょう。

②オイルが入りすぎていない

洗い上がりのサッパリさを求めるなら、2種類以上のオイルが配合されていないかに注意

サッパリした洗い上がりを重視する方は、「◯◯油」がたくさん併記されたシャンプーは避けるのがベター。

ノンシリコンシャンプーはシリコンのコーティング作用を排除している代わりに、天然由来成分などのオイルを配合していることが多いです(ツバキ油、ヒマワリ種子油、馬油など)

2種類以上配合されていると、かえって髪がベタついたり、オイルが蓋になって皮脂汚れが落ちきらないリスクがあります。

  • 髪が細めで柔らかい
  • 肌質や頭皮がオイリー肌気味で、ベタつきやすい
  • 毛量が少なめ

という方は、なるべくオイルが入っていないシャンプーを選んでみてください。

③髪・頭皮に刺激が少ない成分を配合している

頭皮や髪に刺激の少ないアミノ酸系・ベタイン系のノンシリコンシャンプーを選ぶのがベター

ノンシリコンシャンプーを選ぶ時は、髪・頭皮に刺激が少ない洗浄成分(界面活性剤)を配合している商品を選ぶのも重要。

特にオススメの配合成分は、下記の2つです。

①アミノ酸系シャンプー

ココイル・ラウロイルがつく名前の成分
例)ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルサルコシンNaなど

▼メリット
髪や頭皮への刺激が少なく、不要な汚れだけ洗い流せる
適度な洗浄力で、頭皮の乾燥を防ぎ、乾燥が原因で生じるフケを抑えてくれる
髪の補修効果が高く、繰り返し使用する事で髪の強度を徐々に向上させる

▼デメリット
泡立ちにくいため、すすぎ残しがわかりにくい

②ベタイン系シャンプー覧

例)コカミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Na、ラウリルヒドロキシスルタインなど

▼メリット
アミノ酸系よりも低刺激で、もっちりとした弾力のある泡立ちでしっかり洗える

▼デメリット
洗浄力がかなり弱めで、汚れを落とすために2度洗いする必要がある

特にアミノ酸系シャンプーは、髪や頭皮に刺激が少ない・不要な汚れだけ洗い流せるといった2つのメリットを併せ持っています。

さらに保湿成分(ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリンなど)が入っているものを選べば、髪や頭皮の保護も同時にできますよ。

伊藤さん
伊藤さん
アミノ酸系シャンプーを使うときは、髪を洗う前の予洗いを十分にするのが重要。

アミノ酸系シャンプーは、やや泡立ちにくいのがネックです。
シャワーのお湯を長めに当てながら、シャンプーをするイメージで指の腹で頭皮をしっかりと洗い流していきます。

シャンプーは、1度手のひらで軽く泡立ててから使用するのがベター。
少量で泡立ち、効果的に洗う事ができますよ。

原液を直接頭皮や髪の毛に付けないように注意してくださいね。

④タール系色素が入っているものは避ける

タール系色素が配合されている商品は避ける

身体や環境にやさしいノンシリコンシャンプーを選ぶなら、タール系色素が入っていない商品を選ぶのがベストです。

ノンシリコンシャンプーの中には、ブランドイメージを重視して着色されている商品が多いのも事実。

中でも「色名+数字」(青1、赤215など)で表記されるタール系色素に注意してください。
不純物として頭皮に蓄積してしまうので、できるだけ着色していないアイテムを選ぶのをオススメします。

ノンシリコンシャンプーに関するQ&A

Q1.ノンシリコンシャンプーで髪がきしむ・パサパサにならないか不安…

A.髪の状態が健康であれば問題ありません。ただし、洗浄力が強い成分が配合されたノンシリコンシャンプーは避けるべきでしょう。

詳しい解説をチェックする

髪の状態が健康であれば、ノンシリコンシャンプーで髪がきしんだり、乾燥したりする心配はほとんどありません。

ただし、ノンシリコンシャンプーはシリコンによる髪・頭皮へのコーティング作用がないのもたしか。
毎日使うシャンプーとして選ぶなら、下記の成分は髪や頭皮に刺激が強いので避けるのがベターです。

  • 高級アルコール系成分(ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Naなど)
  • サリチル酸

どちらも洗浄力が強いので、毎日使うと必要な皮脂や油分まで洗い流してしまうリスクがあります。

とはいえ、泡立ちやすい・サッパリ洗いやすいといったメリットもあるので、汗をかいたり、汚れが気になったりした日にピンポイントで使う分には問題ありません。

伊藤さん
伊藤さん
洗浄力の強い成分が入ったシャンプーを使うときは、下記2つをチェック。

  • 予洗いを十分に行う
  • シャンプーの量をなるべく少量に抑える


ただし、使用したときにピリピリと感じる人は使用を控えましょう。

Q2.ノンシリコンシャンプーを使うと、かゆみやフケが出るってホント?

A.フケやかゆみが出るのは、シリコンの有無に関係ありません。「ノンシリコンだから」というわけでなく、頭皮のタイプや洗い方に原因があります。

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ノンシリコンシャンプーに変えてからフケやかゆみが出る要因は下記のとおり。

  • 配合された洗浄成分が強すぎる/弱すぎる
    (ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Naなどの高級アルコール系界面活性剤)
  • 頭皮を傷つける洗い方をしている
    (爪を立てて乱暴に洗う、強くこするなど)
  • すすぎ残しがある

 

特に頭皮のタイプが乾燥肌か・脂性肌かによって合わない洗浄成分が異なるので要注意。
万が一フケが出てしまった時は、下記の成分が入っていないか確認してください。

乾燥肌(パラパラと乾いた粉状のフケが出る)
→「◯◯硫酸」「スルホン酸◯◯」といった洗浄力の強い高級アルコール成分

脂性肌(ねっとりとした大きく固まったフケが出る)
→「ココイル◯◯」「ラウロイル◯◯」といったアミノ酸系の脱脂力が低い洗浄成分

該当する場合は、頭皮のタイプに合ったシャンプーに変えましょう。

 

またかゆみが出る原因は、洗い方が間違っている可能性が高いです。
ノンシリコンシャンプーは泡立ちがゆるやかなので、強く擦りすぎてしまったり、すすぎ残しがあったりしかねません、

やさしくマッサージするように泡立てて、シャンプーや汚れのすすぎ残しがないようにしっかり丁寧に洗うようにしてくださいね。

Q3.シリコンは抜け毛が増えるとも聞いたけど…ノンシリコンシャンプーなら増毛・育毛に役立つ?

A.シリコンの有無が、増毛や抜け毛に影響するという科学的根拠はありません。

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シリコンが増毛の妨げになったり、抜け毛が増えたりする原因にはならないのが本当のところ。
実際、シャンプーに含まれるシリコンは、ふつうに洗い流せば十分落とせます。

「毛穴に詰まる」という話もありますが、毎日0.3~0.5ミリ伸びる髪と一緒に押し出されるか、毛穴から分泌される皮脂によって排出されるので心配ありません。

逆に、ノンシリコンだからといって増毛を助ける効果はないのが本当のところ。

増毛・育毛したいなら、頭皮を清潔して水分と皮脂のバランスを適切に保つことが重要です。

シリコンの有無よりも、「乾燥肌なら保湿成分配合で、洗浄力のゆるやかなシャンプー」など、自分の髪や頭皮の状態に合わせてシャンプーを選ぶのをおすすめします。

ノンシリコンシャンプーは「洗う」ことを最重視して、”髪本来の美しさを取り戻す”ために生まれたアイテム。

髪を素の状態に近づけてくれるので、サッパリとした洗い上がりで髪全体をサラサラと軽い印象に仕上げてくれます。
ノンシリコンシャンプーを選ぶ時は、下記4つのポイントをチェックしてみてください。

  1. メチコン・シロキなど、シリコン成分が入っていないか
  2. 椿油や馬油など、複数のオイル成分が過剰に配合されていないか
  3. ベタイン系やアミノ酸系など、髪・頭皮に刺激が少ない成分が配合されているか
  4. タール系色素で着色されていないか

一方で、もともと髪にダメージがあったり、毛量が多く広がりやすい髪質の方には向かないのも事実。
シリコン自体が髪に悪影響を与えるわけではないので、自分の髪質や頭皮に合ったシャンプーを選ぶのがベストです。

季節やシーンで使い分けるなど、上手にノンシリコンシャンプーを取り入れてみてくださいね。

■参考文献

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宮澤清,
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辻野 義雄, 上門 潤一郎, 西垣 祥子,
シャンプー製剤における毛髪表面の滑り改善技術』,
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中嶋なるみ
中嶋なるみ
1990年東京生まれ。美容師免許アリ。 ヘアケアを中心に、趣味のコスメ・アパレルの知識を活かしながら美容ライターとして活動中。 「飾らない、自然なうつくしさ」を求めるすべての方に誠実に寄り添うコンテンツづくりにこだわっています。