肌の乾燥を抑えてつるつる肌にしていくなら、ボディケアは欠かせません。
常に肌は乾燥しやすい状態で、美肌になるには保湿ケアが重要。
ただ、「毎日続けるのは面倒…」「何から始めればいいかわからない…」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、日常的にできるボディケアのコツを紹介。
あわせて正しいケアの順番やボディケア用品の選び方まで解説しています。
つい後回しにしがちな肌の保湿方法を、改めてチェックしておきましょう。
【この記事でわかること】
- 肌は常に乾燥しやすい状態?!乾燥はかゆみや肌がゴワつく原因
- インバス・アウトバス別、ボディケア用品の選び方
- 正しいボディケアの順番と保湿効果を高めるコツ
- 美白効果はある?どの種類が人気?などの疑問に回答
ボディケアは保湿が大事!乾燥によるデメリットとは?
そもそもボディケアとは、”身体をお手入れすること“。
肌は湿度の影響だけでなく、衣類の摩擦ダメージを受けます。
またお風呂上がりは、体の水分や皮脂が減少してさらに乾燥状態に…。
このように肌は乾燥しやすい状況にあり、保湿がとても大切です。
特に身体の中でもすね・膝・ひじ・足の裏などは、皮脂腺が少なく乾燥しやすい部分です。
乾燥が進むと肌のツッパリ感だけでなく、粉吹き・皮剥けなど以下のような症状が出ます。
- 肌のつっぱり感
- かゆみ
- 粉吹き
- ニキビ
- 角質の硬化(ゴワつき)
- くすみ
乾燥によって肌のモチッと感が失われたり、くすんだ肌になったりするんですね。
湿疹や乾燥性皮膚炎といった炎症にもなりかねません。
保湿ケアを工夫することで潤いアップはもちろん、肌のバリア機能*を高めることや、くすみ改善も期待できますよ。
*肌を外部刺激から守る機能のこと。
おすすめのボディアケアアイテムの選び方
ボディケアアイテムは、お風呂の中で使うインバスタイプ・入浴後に使うアウトバスタイプがあります。
保湿を徹底するなら、インバス・アウトバスを両方を使うのが理想的。
とはいえ「忙しくて時間がない」「毎日続けるのはハードルが高い」という場合は、肌の状態や状況に合わせて使い分けてもOKです。
ここからは、自分にあうアイテムの選び方を解説していきます。
- インバスボディケア:濡れたまま浴室でケアできる
→体の隅々まで保湿したい方・毛穴詰まり*を解消したい方におすすめ - アウトバスボディケア:クリームやオイルで肌をカバーできる
→肌が乾燥して敏感になっている方におすすめ
*ボディスクラブの洗浄効果によるもの
インバスケア:洗い流すクリームやスクラブで肌を柔らかくする
インバスケアは、洗い流すタイプのボディケア。
入浴やシャワーを済ませた後に体に塗って、洗い流すだけなので楽にケアできます。
「毎日のボディケアを簡単に済ませたい」
「ベタつくのが苦手」
という方におすすめです。
インバスボディケアに最適なアイテムは以下の3つ。
特徴 | 向いている人 | |
---|---|---|
ボディクリーム | 美容成分配合のクリーム | 保湿重視 |
ボディミルク | ボディクリームよりも油分が少なく、さらっとした使い心地 | ベタつきが苦手 |
ボディスクラブ | 砂糖や塩の粒子で古い角質を除去 | 肌のゴワつき・くすみ改善 |
クリームタイプは油分が1番多く、しっとりした仕上がりです。
さっぱりした使い心地を求めるなら、ボディミルクがおすすめ。
ローション(化粧水)以上・クリーム未満のテクスチャーで、ベタつかずさらっと使えます。
クリームやミルクは、セラミド ・アミノ酸・ヒアルロン酸といった高保湿成分が入っているものを選ぶとベターですよ。
一方、肌のゴワつきやくすみが気になるなら、ボディスクラブでの角質ケアがおすすめ。
古い角質をからめとって肌が柔らかくし、保湿成分の浸透しやすくなる効果を期待できます。
スクラブの原料は「固くなった頑固な角質⇒塩タイプ」「肌を柔らかくして保湿⇒シュガータイプ」を選んでください。
洗い流すインバスケアは、一見すると「洗い流して効果があるの?」と疑問に思うかもしれません。
クリームやミルクの成分が水にとけて、肌の角層まで浸透しています。
そのためタオルで拭いても、うるおいが続きますよ。
アウトバスケア:クリームやオイルで保湿効果を高める
入浴後のアウトバスケアは洗い流さないタイプのボディケア。
ツッパリ感が特に気になる方やしっかりケアをしたい方は、保湿クリームやオイルをチェックしましょう。
特徴 | 向いている人 | |
---|---|---|
ボディローション | 化粧水感覚でさっぱり使える | ボディクリームやオイルの効果を高めたい人 |
ボディクリーム | オイルよりもベタつきが少ない 保湿と皮膜作用*が得られる | 軽度の乾燥肌をケアしたい人 |
ボディオイル | 皮膜作用*にすぐれ、肌を外部刺激から守って保湿する | 乾燥でかゆみやヒリヒリ感が出ている人 |
*肌の表面で薄い膜となり、外部刺激から肌を守る働き
アウトバスタイプのボディローションは水分が多く、さらっとした使い心地が特徴。
ただボディローションだけだと水分が蒸発します。
肌の調子をしっかり整えるならクリームやワセリンなどでフタをしましょう。
軽度の乾燥を改善するなら、ボディクリームがおすすめ。
油分と水分のバランスがいいので、うるおいを補給し肌を守るW効果が得られます。
テクスチャーは柔らかいもの~硬めのものまで様々で、好みに合わせて選びやすいのもポイントです。
またボディオイルは主成分がオイルなので、皮膜作用にもっとも優れています。
肌が乾燥してかゆい・ヒリヒリするという方は、オイルでしっかり肌を守ってください。
ホホバオイル・ココナッツオイル・スクワランといった植物由来のオイルなら、肌なじみがよく、保湿性に優れています。
植物性オイルはベタつきにくいので、オイルが苦手な方でも使いやすいですよ。
正しいボディケアの順番・やり方
ボディケアはアイテムにこだわるだけでなく、正しい手順で使うのも重要です。
インバス/アウトバスタイプに合わせて、入浴前後の使い方をチェックしておきましょう。
-入浴中-
- 38度ほどのお湯に15分ほど浸かる
- (頭を洗った後に)セラミドやヒアルロン酸などが入った保湿系のボディソープで体を洗う
- スクラブやクリームでボディケアをする
⇒ボディスクラブは週に1回の使用頻度が目安 - スクラブやクリームを洗い流す
-入浴後-
- タオルで肌を軽く押さえるように拭く
- 浴室の中で5分以内にボディクリームやオイルを塗る
- ボディケアが終わったら《顔のスキンケア⇒ヘアケア》の順番でケア
- ルームウェアを着たら、コップ一杯の常温水を飲む
入浴時のボディケアは、まずお湯の温度に注目。
保湿に必要な皮脂を守るために、お風呂の温度は38度程度のぬるま湯に設定しましょう。
ボディーソープも保湿成分が入ったものがおすすめです。
クリームやスクラブは、体が濡れた状態で塗ってOK。
水分と混ざることで伸びが良くなり、塗りやすくなります。
入浴後のボディケアは、入浴後は5分以内にボディケアすることを心がけてください。
アウトバスケアは体の冷えと乾燥を防げる、暖かく湿度が高い浴室でするのがベスト。
まずは浴室でボディケアをさっと済ませて、浴室から出たら《顔・髪の毛》と乾燥を感じる部分のケアをするとスムーズですよ。
ボディケアの効果を高めるポイント3つ
よりボディケアの効果を高めるなら、以下のポイントを意識しましょう。
- クリームやオイルは少量を複数回に分けて塗る
- リンパの流れに沿ってマッサージするように塗る
- 入浴後はコップ1杯の水分を摂る
ボディケア用品を塗る際は一度に塗らず、少量を複数回に分けて塗布しましょう。
塗りムラを防ぐために、100円玉ほどの量を目安に乾燥が気になる部分に塗りこんでください。
※商品によって違うので、詳しくは使用方法を確認しましょう。
特に寒い冬の時期は、ボディオイルが固くなっていることがあります。
使用前にボトルをお湯で温める、オイルを両手でこするなど柔らかくしてから使ってくださいね。
塗布の際は下半身は下から上、上半身は外側から内側に向かって塗り込んでいくのがポイント。
マッサージ効果で血流が整えられて、むくみの改善につながりますよ。
また、入浴時は約800mlの汗をかくといわれているので、しっかり水分補給をするのも大切。
入浴後のデリケートな肌の潤い補給に一役かってくれます。
自宅でのボディケアに関するQ&A
Q1.ボディケアすればで美白を目指せる?
A.商品によっては、ボディケアで日やけによるしみ・そばかすを防ぐ効果が期待できます。
Q2.人気のボディケア保湿用品はどれ?
A.ボディクリームや、オイルとクリームの良いとこ取りをした「ボディオイルクリーム」などのケア用品が人気です。
毎日続けるのは難しく、つい怠りがちなボディケア。
ただ、乾燥が進むとかゆみや肌荒れなどにつながりかねません。
特に入浴時は肌が乾燥しやすい環境が揃っています。
肌がつっぱる方や慢性的に肌がカサついている方は、ボディケアを見直すのが大切です。
▼インバスボディケア用品の種類▼
特徴 | 向いている人 | |
---|---|---|
ボディクリーム | 美容成分配合のクリームを塗って洗い流すケアアイテム | 肌の保湿を第一に考えている人 |
ボディミルク | ボディクリームよりも油分が少なく、さらっとした使い心地が特徴 | ベタつきなくサッと洗い流してボディケアしたい人 |
ボディスクラブ | 砂糖や塩の粒子で古い角質を除去できる | 角質によるつっぱりやくすみを解消したい人 |
▼アウトバスボディケア用品の種類▼
特徴 | 向いている人 | |
---|---|---|
ボディローション | 化粧水感覚でさっぱりと使える | ボディクリームやオイルの保湿力を高めたい人 |
ボディクリーム | オイルよりもベタつきが少なく、保湿と皮膜作用を得られる | 軽度の乾燥肌をケアしたい人 |
ボディオイル | 皮膜作用にすぐれ、肌を外部刺激から守って保湿する | 乾燥でかゆみやヒリヒリ感が出ている人 |
とはいえ、アイテムは正しい使い方をしなければ効果が実感しづらいので注意。
手順はもちろん、「少量を分けて塗る」「塗る方向を工夫する」といったコツも実践してみてください。
ボディケアを習慣化して、いつでもモチモチのつや肌を目指しましょう。
