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若白髪の原因と対策を徹底解説!カラーで染めるコツと改善・予防するヘアケアまとめ

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1度目にとまると、気になってしまう白髪。
実は毎日のヘアケアや生活習慣が原因で、悪化させている可能性もあります。

このページでは、白髪の原因と対策を徹底解説。
白髪を改善・予防するヘアケアアイテムや食べ物も詳しく紹介しています。

遺伝だから仕方ない…とあきらめていた方も、ぜひ1度チェックしてみてください。

【この記事で分かること】

  • そもそも若白髪とは?白髪は原因によって改善見込みアリ
  • 白髪の原因は遺伝と栄養不足。まずは原因を探ることが大事
  • 白髪対策にはシャンプーの見直しが最優先!保湿ケアやマッサージもチェック!

若白髪はなぜできる?改善する可能性はある?

若白髪とは、まだ白髪は生える年代でない10~20代で生えてくる白髪のこと。

そもそも白髪が出るのは、髪のメラニン色素を作る細胞機能が低下するためです。

メラニン色素とは、毛髪の色を作っている色素のこと。
髪はもともと色がなく、成長過程でメラニン色素を含んで黒くなります。
髪に色がつく過程でメラニン色素が取り込めず、白く見える毛髪が「白髪」の正体です。

詳しくは後述しますが、遺伝と生活習慣が若白髪の主な原因若白髪ができる原因過度の疲れやストレスによって細胞機能が落ちている場合は、ライフスタイルを見直すことで回復する可能性もあります。

また遺伝だから仕方ない…とあきらめず、これ以上増やさないようにケアすることも大切です。

【白髪を抜くのはNG】

白髪を無理に抜くと毛根や周辺の健康な髪を傷つける可能性が高いです。
次に生えてくる髪の成長の妨げになりかねないので、抜かない方がいいでしょう。

どうしても気になる場合は、白髪をカットするのがベター。
白髪だけを上に持ち上げ、根元からカットするようにしてください。

今すぐ隠すならヘアカラー(白髪染め)もアリ

今すぐ若白髪を隠すなら、ヘアカラーで染めるのが手っ取り早い手段。

白髪は染めるのが難しいので、できれば美容院で施術を受けるのをおすすめします。
白髪を隠したいことや求めるイメージを伝えてください。

「髪全体をハイトーンにする」
「明るめカラーで白髪をハイライト風にする」
など、希望に合わせて白髪染めやファッションカラーを提案してくれるでしょう。

カラーしに行く時間がない方は、市販の白髪染めを使うのもアリ。
白髪の量や今のヘアカラーに合わせて色を選ぶのが、ナチュラルに仕上げるコツです。

ブラック黒髪・地毛が黒い
白髪の量が多い
ダークブラウン地毛が明るめ
白髪があまり多くない
明るめブラウン明るめのカラーをしている
ツヤ感が欲しい

白髪専用のカラーシャンプーやトリートメントを使うのもありですよ。

ただし、ヘアカラーはあくまでも一時的な応急処置。
根本的な解決にはならないので、毎日コツコツとヘアケアを続けるのも大切です。

【若白髪の原因】遺伝だけじゃない!栄養不足と血行不良にも注目

先述の通り、若白髪が増えるのは遺伝や生活習慣が深く関与していると言われています。

適切にケアするためにも、ライフスタイルを振り返って若白髪の原因を探ってみましょう。

  • 運動・睡眠による生活習慣の乱れ
  • ストレス過多による血行不良
  • もともと髪の色素を取り組む遺伝子が少ない

生活習慣の乱れ

食生活の乱れ・睡眠・運動不足は白髪の大きな原因白髪が生えるのは、生活習慣の乱れが大きな原因といわれています。

  • 食生活の乱れ
    →脂っこい食事ばかり食べる、暴飲暴食、極端な食事制限など
  • 睡眠不足
    →就寝時間がバラバラ、夜ふかしして朝に眠ることが多い など
  • 運動不足
    →長時間のデスクワークや運動習慣がない など

まず、食生活の乱れは若白髪を増やす大きな要因の1つ。
特にタンパク質や亜鉛やミネラルが足りていないと、栄養不足で健康な髪が育たなくなります。
無理なダイエットをしていたり、暴飲暴食や偏食をしがちな方は要注意です。
(関連:タンパク質補給は美髪への近道!タンパク質豊富な食べ物一覧と1日の摂取量を紹介

さらに夜に十分な睡眠が取れていない方は、就寝時間を見直す必要があるでしょう。
メラニン色素を作る細胞の修復や再生が不十分になる可能性があります。

さらに運動不足による血行不良も白髪が増える原因。
頭髪に栄養が行き届かず、メラニン色素を作る細胞が衰えかねません。

ストレスによる血行不良

過度なストレス・PCやスマホの長時間の使用過度なストレスも、若白髪の原因とされています。

ストレスを受けると、血管が縮小。
血行不良になり、髪の成長に必要な栄養が届きにくくなってしまうんですね。

ちなみに眼精疲労になると、血行不良を起こしやすくなることも。
PCやスマホの長時間の使用も要注意です。

またストレスを受けると交感神経が優位になり、皮脂の分泌が活発になります。
毛穴詰まりを起こしたり、頭皮に刺激を受けることで、健康な髪が育たず白髪が増えることも…。
さらに皮脂が頭皮の殺菌と混ざると、フケかゆみといったトラブルにつながりかねませんよ。

白髪の場所から原因をチェック

一部分だけ多く白髪が生えているのは、特定の原因がある場合があります。
生えている部分をよくチェックしてみましょう。

場所原因対策
生え際・こめかみ眼精疲労目を休める
目の周りのマッサージ
髪の分け目紫外線UVスプレー
帽子
分け目を変える
後頭部ホルモンバランス適度な運動
特定の1か所何らかの刺激
・頭をかくクセ
・結び目をゴシゴシ洗っている…など
結び目を変える
優しく洗髪する

遺伝により色素の遺伝子の数が少ない

10代~の白髪は遺伝の可能性が高い若白髪が増える原因として、遺伝も深く関与していると考えられています。

下記に当てはまる15~35歳以下の方は、生まれつき若白髪になりやすい可能性が高いです。

  • 10代のころから白髪がではじめる
  • 両親に白髪が多い

明確に解明されていませんが、「もともとメラニン色素の製造や維持に関する遺伝子が少ない」という体質の遺伝が原因と考えられています。

色素を取り込む部分がうまく機能しないため、白髪になってしまうんですね。

若いうちから頭皮の環境を気に掛けることで、白髪になりにくい状況を使っていくことが大切です。

中学生・高校生の若白髪は遺伝が多い

特に中学性・高校生の10代から生える白髪は遺伝が大きな要因とされています。

ただ、思春期はホルモンバランスが乱れて、頭皮環境が変化しやすい時期。
遺伝とは関係なく、一時的に白髪になることもあるようです。

また下記に当てはまる方は、不規則な生活習慣が若白髪の原因である可能性もあります。

  • 昼夜を問わず、スマートフォンを長時間眺めることが多い
  • 過度なダイエットを続けている
    (野菜しか食べない、食事を抜くなど)
  • 人間関係や勉強などの悩み、ストレスが多い

若年層の方の若白髪は生活を見直すことで改善することも多いので、まずは規則正しい生活を心がけましょう。

若白髪は病気の前兆?

全身性疾患の1つの兆候として、若白髪になることがあります。

  • ウェルナー症候群
  • 甲状腺(せん)機能高進症
  • アジソン病などの内分泌疾患
  • 悪性貧血(ビタミンB12欠乏症)など

心配な場合は一度病院で診察してもらいましょう。

若白髪の対策・予防4つ

若白髪を根本的に改善するには、毎日のヘアケアを見直すことが大切です。
ケアアイテムを見直したり、マッサージを取り入れたりして、健康な髪を取り戻しましょう。

  • アミノ酸シャンプーで優しく洗う
  • ヘアオイル・トニックでケアする
  • 頭皮マッサージで血流を促す
  • 日焼け止めスプレーを使う

アミノ酸シャンプーで優しく洗う

白髪が気になるならアミノ酸シャンプーがおすすめ若白髪をケアするには、頭皮に負担がかからない低刺激シャンプーを選ぶのが大切。

中でも、洗浄力が優しいアミノ酸シャンプーがおすすめです。
必要な皮脂を残して頭皮の潤いを保ってくれるので、髪の育ちやすい環境を整えてくれます。

アミノ酸シャンプーを選ぶときは、成分表示をチェック。

  • ココイル~
  • ラウロイル~など

パッケージを確認して、上記の成分が「先頭・水の次に記載されている商品」を選ぶのがベターですよ。

合わせてチェックしたい有効成分

以下の成分は髪の色素を作る細胞に働きかけてくれます。

  • グロスフィリン(ヘマチン)…細胞の老化を防ぐ
    加齢による白髪の改善
  • メタリン…色素細胞の活性化をサポート
    これから生えてくる白髪を予防

頭皮美容液(トニック)で栄養を補給する

白髪対策にはトニックやローションで栄養補給が有効

健康な髪を育てるには、トニックやローションで栄養や潤いを補給するのも重要。

  • 植物エキスが複数含まれているもの
  • 幹細胞が配合されているもの

は傷ついた細胞の修復に効果的です。

また、直接頭皮に振りかけるタイプもおすすめ。
つけたらなじませるように軽くマッサージしてください。

指で刺激を与えることで、色素細胞の活性化が期待できますよ。

頭皮ローション(美容液)の選び方・使い方詳細はコチラをチェック!

【頭皮クレンジングでスペシャルケア】

トニックやローションの栄養を効率よく届けるために、頭皮クレンジングもおすすめです。

頭囲クレンジングは、シャンプーだけで落としきれない毛穴に詰まった汚れを落とすアイテム。
頭髪に栄養や水分が届きやすくなるので、白髪の予防に役立ちます。

週に1回程度、スペシャルケアとして取り入れてみてください。

頭皮クレンジングとは?臭い・抜け毛の改善に効果的?効果・やり方を解説

「バランスの良い食事」で食べ物から栄養を摂るのも大切

ツヤやかな黒髪を育むには、バランスの良い食事を摂るのが基本。

髪も身体の一部であり、食べ物から栄養を吸収して成長しています。
中でも髪にとって大事な栄養素は以下の通り。

  • 健康的な髪を作る…タンパク質・亜鉛・ビタミン
  • 色素細胞に働きかける…カルシウム・銅

中でも日本人はカルシウム不足と言われています。
赤身や海藻・ナッツ類は必要な栄養素を複数含んでいるので、効率よく得られますよ。

忙しいと偏りがちになるので、意識して取り入れてくださいね。

【もっと詳しく】摂るべき食材一覧
タンパク質肉類・乳製品・魚介類・卵・大豆類
亜鉛牡蠣・海藻類・レバー・肉類(赤身)ナッツ類・ゴマ・ほうれん草
ビタミン
(A.B群.E.P)
緑黄野菜・肉類(赤身)・魚・大豆・ナッツ類・そば・緑茶
カルシウム乳製品・小魚・海藻類・大豆・ゴマ
牡蠣・イカ・干しエビ・レバー・ナッツ類

頭皮マッサージで血行を改善する

ストレスや眼精疲労を感じる方は、頭皮マッサージするのが若白髪対策におすすめ。

凝った頭皮をほぐして血行促進することで、栄養を行き渡らせるサポートができます。

白髪を予防するマッサージ方法
  1. 耳を軽く引っ張ってほぐす
  2. おでこをほぐす
    眉毛を持ち上げるようにする
  3. 頭皮全体をもみほぐす
    →頭頂部→側頭部→後頭部
  4. ツボをプッシュ
  5. 首まわりをほぐす

最初に耳を軽くつまんで円を描くようにほぐします。
次に軽く握りこぶしを作り、おでこに押しあてましょう。
くるくると円をかくように、優しくマッサージしていきます。

頭部分は、指を広げて頭頂部から。
頭皮を動かすイメージでほぐしていきます。
側頭部は手のひらで耳の上を軽く圧迫してもOKです。

最後に握りこぶしの平らな面を首にあて、軽くほぐしましょう。

全部、順番通りでなくてもOKです
まずは頭皮をほぐことを習慣づけてください。

シャンプーするときや頭皮ローションをつけるついでに取り入れてみましょう。
ヘアブラシを使ったマッサージもあるので、やりやすいタイミングでチャレンジしてみてください。

【簡単】ヘアブラシを使ったヘッドマッサージ
ブラシを使った頭皮のマッサージ方法
  1. 前髪をかきあげる
    →生え際から頭頂部
  2. フェイスライン
    →斜め後ろに向かって持ち上げる
  3. 後頭部
    →後頭部から頭頂部

先の尖ったブラシだと、頭皮を傷つけてしまう恐れがあるので注意してください。
先の丸いクッションブラシがおすすめですよ。

朝の身支度や寝る前のブラッシングのついでに、取り入れてみてください。

→ヘアブラシの選び方をチェックする!

ストレッチ・ジョギングなどの適度な運動をする

白髪予防には、軽い運動を取り入れるのも効果的です。

全身の血流が良くなることで、髪に必要な栄養を届けてくれます。

  • 寝る前にストレッチをする
  • 駅内では階段を使う
  • 10分程度の軽いウォーキングをする

など、普段まったく運動していない方はできることから意識してみましょう。
座りながらできるストレッチもあるので、デスクワークの休憩中に取り入れるのもアリですよ。

【簡単】座りながらできるストレッチ
オフィスの席でもできるストレッチ

(※各10~15秒間・左右2回)

  1. 頭に手を置き、首を横にたおす
    →首と肩を遠ざけるイメージ
  2. 肘を後ろ斜めに曲げ、反対の手で引っ張る
    →身体はまっすぐのまま
  3. 手を組んで上・後・前に伸ばす

反動をつけずに、ゆっくり伸ばしましょう。
無理せず、気持ち良いくらいのところでキープしてくださいね。

ただ運動をしたからといって、すぐに効果が現れるワケではありません。
腹筋をしてもすぐに割れないように、ある程度期間を要します。

継続することが大切なので、自分に合った方法を選んでくださいね。

日焼け止めスプレー・スタイリング剤で紫外線対策する

白髪対策には髪のUVケアも忘れすに頭皮・髪の紫外線対策を徹底するのも、髪や頭皮を守るのも白髪対策には大切。

髪は身体の中で一番太陽に近く、紫外線ダメージを受けやすい場所。
UVスプレーやSPF効果のあるスタイリング剤でしっかりケアしていきましょう。

たとえばUVスプレーはお出かけ前に、まんべんなく振りかけるだけでOK。
日中外にいるときは持ち歩いて、2~3時間ごとにこまめにつけ直すのがベストです。

スプレーやスタイリング剤のベタつきが気になるのであれば、日傘や帽子を利用するのも効果的ですよ。

若白髪は遺伝だけでなく、生活習慣やストレスが原因で増えることがあります。

今以上に白髪を増やさないためには、ヘアケアを見直すことが大切です。

  • 低刺激で保湿性の高いアミノ酸系シャンプーを使う
  • 頭皮ローションで保湿・栄養を補給する
  • 頭皮マッサージやヘアブラシで血行促進する
  • UVスプレー・日傘で紫外線対策を徹底する

また白髪の予防・解消には、生活習慣の改善も大切。
カルシウム・銅を食事に取り入れる」「寝る前にストレッチする」など、髪や頭皮に栄養を届けやすい体質に変える工夫もしてみてください。

正しいケアで健康な髪を育てて、若白髪の悩みから開放されましょう。

APF通信,
『白髪化促す遺伝子特定、研究』
2016年3月2日

髙橋栄里,
『女性の白髪・薄毛の悩みがなくなる方法―髪のお医者さんが教える』,
PHP研究所,2017/2/1

植木 理恵,
『髪の健康を考える-美しい髪で過ごすには-』
順天堂醫事雑誌/59 巻 (2013) 4 号/書誌p. 327-330

ABOUT ME
eriko
1986年生まれ。地元は浅草の江戸っ子。 10年間エステサロンに勤務し、店長としてトータルビューティーの施術やアドバイスを行う。 「ナチュラルな美しさの追求」「正しい美容情報の発信」をモットーに、日々の情報収集は欠かしません。 日常のケアでお悩みの方のお役に立てるよう、こだわりのコンテンツを作成しています!