「エクステが気になるけど、種類が多くて何が合うのか分からない…」
「エクステをしたいけど、ケアがめんどくさくないの?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
髪の長さやボリュームを今すぐ変えたいときにおすすめのヘアエクステ。
ポイントカラーで印象を変えたいときにもぴったりです。
そこでこの記事では、エクステの種類とメリット・デメリットを詳しく解説。
あわせてエクステの正しいヘアケア手順も紹介しています。
エクステスタイルを楽しみたい方は要チェックです!
【この記事でわかること】
- エクステは髪に毛の束(付け毛)をつけること
- 一気に憧れロングヘアが叶う!エクステのメリット・デメリット
- エクステ4種類の付け方・特徴・向いている方
- エクステの持ちを良くする正しいヘアケア手順
エクステ(エクステンション)とは髪への付け毛施術
エクステとは、髪の毛につける毛の束(付け毛)やその施術のこと。
髪の根元付近に装着することで、長さやボリュームを足すことや、差し色を入れることができます。
ちなみに近年はエクステの技術も進化していて、地毛と見間違うほど。
「ウィッグよりも自然にボリュームアップしたい」という方にオススメです。
素材は主に人毛とファイバーで作られた人工毛の2種類。
美容院などでは人工毛が使われていることが多く、人毛に比べて値段もやや安めです。
「今すぐロングスタイルにしたい!」
「髪を切らずに印象をガラッと変えたい!」
という方はぜひチャレンジしてみてください。
エクステのメリット・デメリット
エクステを付けるメリット・デメリットは以下の通り。
【メリット】
- 一時的に髪の長さやボリュームを足せる
- インナーカラーやポイントカラーとして使える
- 必要なときに付け外しができる
【デメリット】
- 地毛や頭皮に少なからず負担・ダメージがかかる
- 付けていないときに比べてより丁寧なヘアケアが必要になる
先述の通り、最大のメリットは髪の長さ・ボリューム・差し色を足せること。
地毛が伸びるのを待ったり、ウィッグを使ったりする必要がありません。
「髪を切りすぎてしまった…」というときの応急処置として使えるのもメリットですね。
また必要な時に付け外せるので、ヘアスタイルの気分転換にもオススメ。
インナーカラーやポイントカラーとして付ければ、地毛を染めることなく印象チェンジが可能です。
一方で、少なからず髪や頭皮に負担をかけてしまうのがネック。
地毛に直接装着するため、少し頭皮が引っ張られたり髪が傷みやすくなったりします。
ブラッシング・シャンプー・ドライヤーの使い方など、ケアに気を使う必要がありますよ。
エクステを付けるときは、ショートボブ以上の地毛の長さがベター。
あまり短すぎると、エクステを付ける部分が不自然に浮きかねません。
地毛がベリーショートなどで短い場合は、少し伸びるのを待ってから美容院で相談してみるのが良いでしょう。
(参照:【髪の毛を早く伸ばす方法5選】髪を切りすぎた⁉︎食べ物やマッサージが育毛のカギ)
【エクステの選び方】種類と付け方をチェック
現在、エクステには4種類の方法があります。
それぞれの種類と特徴を知り、自分に合ったエクステを選びましょう。
※タップ・クリックで詳しい解説へスクロールします。
種類 | 付け方 | 特徴 | 値段相場 | こんな方にオススメ! |
編み込みエクステ | 編み込みゴムで縛る | 持ちが良い ボリュームが出る 取り外しが簡単 | 1束 300円 | 毛量を増やしたい 地毛の色に近づけたい コスパ重視 |
シール エクステ | シート状のシールで地毛を挟む | 自然に仕上がる シャンプーが楽 熱にやや弱い | 1束 400円 | はじめてのエクステ 細い髪質/前髪/サイド コテをあまり使わない |
超音波 エクステ | 超音波で接着剤を浸透させる | 自然に馴染む お手入れが楽 髪の負担が少ない | 1束 500円 〜700円 | 仕上がり重視 お手入れは時短したい 髪を傷ませたくない |
プル エクステ | 特殊な紐で地毛に取り付ける | とても持ちが良い 1束が細い 毛質が良い | 1束 160円 〜230円 | 持ちを良くしたい 馴染ませたい 毛質にこだわりたい |
編み込みエクステ
編み込みエクステは、ボリュームを出したいときに最適。
地毛に直接編み込むので、つけたては少し頭皮が引っ張られる感覚がするかもしれません。
ただ日常生活で外れてしまうことは少ないので、持ちが良いエクステと言えます。
シールエクステ
はじめてのエクステには、シールエクステがおすすめです。
他のエクステに比べて、シャンプーが楽な上に地毛によく馴染むことが特徴。
熱に弱く耐久性があまりないので、丁寧なシャンプーやアイロンの頻度を抑えるなどの工夫が必要です。
超音波エクステ
超音波エクステは、コストよりも仕上がりを重視したい方におすすめです。
他のエクステに比べて値段がやや高めのがネックですが、最も自然な仕上がりでお手入れにあまり手間がかかりませんよ。
プルエクステ
プルエクステは毛質の良さにこだわりたい方にぴったり。
人毛100%使用の最新の付け方で、他のエクステに比べて1束がかなり細めです。
そのため、完全に馴染ませるには100束ほど必要※になることも。
※一般的なエクステは約40束〜80束。
ただエクステの持ちは約3ヶ月持続するので、美容院になかなか行けない方にも良いですね。
長持ちさせるエクステの洗い方・ヘアケア手順
エクステを付けていられる期間(持ち)は約1ヶ月〜3ヶ月。
ただし、これは髪質や毎日のヘアケア次第で個人差が出ます。
長く楽しむためにも、エクステ後のヘアケア手順もチェックしてみてください。
- 朝・入浴前・就寝前はしっかりブラッシングする
- シャンプーはエクステ部分と地毛部分の洗い方を分ける
→毛先を中心にしっかりとトリートメントする - ヘアオイルやヘアミルクは毛先を中心につける
- 地毛とエクステの接着部分はとくに注意して乾かす
→就寝時にはゆるめの三つ編みに結ぶのがオススメ
ブラッシング:朝・入浴前・就寝前の1日3回がベスト
エクステを付けている場合は、「朝・入浴前・就寝前」にブラッシングをして髪の絡まりをとるのがベスト。
エクステが絡まって傷んでしまうのを防ぐことができます。
ブラッシングでは毛先からブラシを入れ、だんだんと全体をといていくのがポイント。
地毛の根本を持ってブラッシングするとやりやすいですよ。
逆にブラシを無理やり通そうとしたり、髪を引っ張ったりするのはゼッタイにNG。
ゆっくりと丁寧に扱ってくださいね。
ちなみに地毛とエクステの接着部分(根元)は、エクステが外れやすくなるので避けましょう。
また固いブラシや目の細かいコームはエクステがとかしづらいことも。
下記のような、髪の痛みにくいヘアブラシを使うのがおすすめです。
- 目が粗く大きめ
- クッションつき
- 獣毛
外出先にも小さめなサイズのものを持ち運びしておくと安心ですね。
ヘアブラシの詳しい選び方はコチラ!
≫髪にいい人気ヘアブラシのおすすめの選び方!サラ艶になる使い方もを詳しく解説
シャンプー・洗い方:まずエクステ部分にトリートメントを付ける
エクステを付けているときは、下記の手順で洗髪していきましょう。
- 髪を十分に濡らす
- エクステ部分だけトリートメントやコンディショナーをつけて保護する
→洗い流さないでOK! - 頭皮・地毛部分だけに泡立てたシャンプーをつけて、やさしくもみ洗いする
→シャンプーはエクステ部分につけない - 仕上げに髪全体にトリートメントをつける
- えりあしやエクステ装着部分のすすぎ残しに注意して、しっかりと洗い流す
まずトリートメントをつけることで、エクステにシャンプー剤が入り込むのを防ぎます。
エクステにシャンプーほどの洗浄力は不要で、持ちが悪くなる原因になりかねません。
エクステの部分は頭皮だけを丁寧にもみ洗いしましょう。
またえりあしやエクステの装着部分は、すすぎ残しになりやすい場所です。
普段よりも時間をかけて十分に洗い流してくださいね。
シールエクステの場合は、オイルインシャンプーやノンシリコンシャンプーを避けるのがベター。
シャンプーに含まれる油分の影響で、シール部分が剥がれやすくなります。
エクステの持ちを良くするためには、さらさらタイプ・さっぱりタイプと記載されているものがオススメですよ。
(参考:ノンシリコンシャンプーが合わない髪質がある?効果やおすすめの選び方をチェック!)
(参考:シャンプーの界面活性剤は体に悪い?洗浄成分で見極めるやさしいシャンプーの選び方)
ヘアオイル:毛先を中心につける
しっかり汚れを落としたら、ヘアオイルで保湿することが大切です。
手のひらにヘアオイルを伸ばして、毛先を中心に馴染ませましょう。
エクステが絡まって傷んでしまうことや、ドライヤーの熱で乾燥してしまうのを防いでくれます。
(参照:髪の保湿でパサパサ髪をツヤツヤに!おすすめのヘアケア方法&アイテムをチェック)
ドライヤーで髪が完全に乾いた後にもう一度つけるのも効果的ですよ。
ただブラッシング同様、エクステの装着部分や髪の根本につけるのはNG。
エクステの持ちが悪くなったり、外れやすくなったりするので気を付けてくださいね。
▼ヘアオイルの詳しい選び方はコチラ!
おすすめヘアオイルは?髪質別に効果のある選び方・使い方をチェック!
▼人気のアルガンオイルで潤艶キープ!
口コミで人気のアルガンオイルの効果とは?髪・顔へのおすすめの使い方をチェック!
ドライヤー:エクステの接着部分は念入りに乾かす
ドライヤーは、エクステと地毛の接着部分をしっかり乾かすことがポイントです。

- ドライヤーは頭皮から20㎝以上離す
- 根元(接着部分)を念入りに乾かす
- 毛先に向かって乾かす
→時々ブラシでとかす - 冷風をあてる
装着部分が半乾きのままだと、エクステの持ちが悪くなったり外れやすくなったりします。
できるだけすぐ乾かしましょう。
まずは根元の装着部分からしっかり乾かします。
髪の中間、毛先は時々ブラシでといてあげると早く乾きますよ。
風を下からあてると髪が絡まりやるくなるので、根元から毛先に向かって乾かしてくださいね。
仕上げに冷風をあてて熱をとると、エクステに艶を出すことができますよ。
寝るときはゆるめのみつあみがベスト
就寝時は髪を降ろさず、ゆるめのみつあみに結ぶのがオススメ。
髪の毛をまとめておくことで、エクステの絡まりやダメージを防ぐことができます。
ゆるく結ぶために、シュシュや大きめのゴムでまとめてくださいね。
枕と髪の摩擦を減らすために、ナイトキャップの使用も効果的ですよ。
エクステに関するQ&A
Q1.平均本数と値段はどのくらい?
A.ショート・ボブからロングへの大胆チェンジは、約30,000円〜が相場です。ただ付け方の種類や長さ、毛質よって値段が変わります。
Q2.セルフでやることはできる?付け方・取り方は?
A.シールエクステなら簡単に付け外しができます。ネット通販などで購入が可能です。
Q3.エクステを付けたままカラーはできる?
A.美容院によっては付けたまま染めることも可能です。
Q4.エクステのおすすめヘアアレンジが知りたい!
A.長さを生かしたまとめ髪や巻き髪がおすすめです。ポイントカラーや前髪のエクステを生かしたアレンジするものいいですよ。
エクステは長さ・ボリュームを足したいときや、差し色を入れて印象を変えたいときに便利。
お手入れ次第で、長くきれいに楽しむことができます。
エクステを付けるときは、以下の4つのヘアケアを意識してみてください。
- 目が粗くクッション性のあるブラシを使う
→朝・入浴前・就寝前にブラッシング - エクステ部分に最初にトリートメントをつけてからシャンプーする
→洗うのは頭皮・地毛部分のみ - 毛先を中心にヘアオイルで保湿する
→エクステ装着部分(根本)は避ける - 乾かし残しがないよう念入りに乾かす
→特にエクステ装着部分(根本)に注意
気分転換やイメージチェンジで付けるなど、上手にエクステを取り入れてみてくださいね。
