「せっかくヘアカラーしたのに一週間で色落ちした…」
このような経験、1度はあるのではないでしょうか。
そこで今回は、ヘアカラーを長持ちさせる方法を3つ紹介。
毎日のシャンプーや髪の乾かし方を工夫すれば、綺麗な髪色をキープできます。
ヘアカラーを長持ちさせたい方は、今日から早速試してみてくださいね。
【この記事でわかること】
- ヘアカラーを長持ちさせるコツ3つ
- ヘアカラーが色落ちする原因とは?
- 長持ちする色、抜けにくい色について
ヘアカラーを長持ちさせる方法・コツ3つ
そもそもヘアカラーは、毛髪内部に染料を入れて色をつける仕組み。
ただカラー直後はキューティクル*が開きやすく、せっかく入れた染料が流れ出やすい状態です。
*髪の表面をおおっている部分のこと。紫外線やほこり、摩擦などの外部刺激から髪を守り、うるおいを保つ役割。
つまりヘアカラーを長もちさせるには、染料を毛髪内部に留める工夫が必要になります。
ヘアケアをちょっとだけ見直して、キレイなカラーをできるだけ長くキープしましょう。
- 洗浄力の弱いシャンプーでやさしく洗う
- 入浴後はすぐに髪を乾かす
- アウトバストリートメント・オイルで髪を保湿する
①洗浄力がマイルドなシャンプーでやさしく洗う
ヘアカラーを長持ちさせるなら、洗浄力がやさしいシャンプーを使いましょう。
高級アルコール系や石けん系といった洗浄力の強いシャンプーを使っていると、注入したカラー剤が洗い流されかねません。
(参考:シャンプーの界面活性剤は体に悪い?洗浄成分で見極めるやさしいシャンプーの選び方)
カラー後は、下記のような成分表示のあるアミノ酸系のシャンプーを使うのがオススメです。
- 〇〇グルタミン酸
- 〇〇アラニン
- 〇〇グリシン
- 〇〇タウリン
- 〇〇サルコシン
- 〇〇アスパラギン酸
また少しでも色落ちを防ぐなら、カラーシャンプー・トリートメントを使うのも一つの手。
シャンプーやトリートメントをしながら、髪の毛に色を加えられます。
染料がブレンドされているので、ヘアカラーが長持ちしますよ。
普通のシャンプー・トリートメントよりやや値段が高めですが、2〜3日に1回の使用でOK。
ヘアカラーをキープするなら、1つ持っておいて損はありませんよ。
ただし、カラーした当日〜翌日はできるだけシャンプーの使用は控えるのがベスト。
実は髪を染めた当日は色が定着しきっておらず、定着までに48時間程度は必要といわれています。
この期間はぬるま湯だけで洗う“湯シャン”だけに留めるのが理想的です。
シャンプー前の予洗い(乳化)を徹底するのもオススメ
シャンプー前の予洗いを徹底するのも、ヘアカラーを長持ちさせるコツ。
中でも「乳化」と呼ばれる手順を取り入れるといいですよ。
乳化とは、少量のぬるま湯で髪を揉み込んで染まりムラを減らす作業のこと。
特に色落ちしやすいカラー後10日間は、乳化を心がけてみてください。
【予洗い(乳化)のやり方】
- 髪を濡らす前にブラッシング
- 根元から髪を濡らす
- 頭皮を揉むようにお湯だけで髪を洗う
→38℃前後のぬるま湯
ちなみに、「頭皮の汚れの8割は予洗いで落ちる」といわれています。
シャンプーが泡立ちやすくなり、髪への摩擦ダメージも避けられますよ。
※参考:宮の森スキンケア診療室
②入浴後はすぐに髪を乾かす
入浴後すぐに髪を乾かすのも、ヘアカラーを長持ちさせるには大事です。
髪の毛は濡れると、キューティクルが開く性質があります。
髪を乾かさずにいると、毛髪内部の染料が流れ出る原因になりかねません。
下記を参考に、入浴後10分以内に乾かすように心がけてください。
【タオルドライのコツ】

- 髪全体をタオルで包み込む
- 両手で頭皮を軽く押さえる
- 頭皮を揉むように水気を拭きとる
→指の腹で頭皮の水分をタオルに吸わせる - 毛先をタオルで軽く包んで水気をとる
- 毛先をタオルで挟みポンポンと叩く
【ドライヤーのコツ】

- ドライヤーを髪から20cm以上離す
- 髪を持ち上げて根元から乾かしていく
- ある程度乾いたら、後ろ髪を根元から毛先に向かって乾かす
- 襟足やもみあげは、内側に手を入れて動かしながら乾かす
- 前髪は上から風を当てて、手で左右に動かす
- 軽く手グシで整えながら冷風で髪の熱を逃す
タオルドライの時にタオルで髪を擦ると、キューティクルが剥がれるので注意。
髪が長い方は優しく絞るように毛先の水分を取りましょう。
(参考:【タオルドライの正しいやり方】どのくらいやる?何分以内に始める?詳しく解説)
またキューティクルは、根元から毛先に向かう構造になっています。
ドライヤーは、流れに沿って根元から毛先に向かってあてるのがポイントです。
髪色をキープするために、正しく髪を乾かしていきましょう。
(関連:【ドライヤーの選び方】4つのポイントで失敗しない!仕上がりに差をつける乾かし方も解説)
ヘアアイロン・コテは温度と使用時間がポイント
カラーリング後は、ヘアアイロン・コテの使い方を工夫しましょう。
- 120度〜160度の低温で使う
→一部クセを直すなどサッと髪を通す程度 - 高温設定(180℃)で短時間で済ませる
→髪全体を巻くなどガッツリ使う時
キューティクルは熱に弱い性質があるので、できるだけ短時間でスタイリングするのが重要です。
もちろんちょっとしたクセを直す程度なら、低温でも問題ないでしょう。
しかし低温は髪の毛への負担が少ないものの、スタイリングしにくいのが欠点。
何度もアイロンを当てると、返って髪が傷んで色落ちを招くこともあります。
しっかりスタイリングしたいなら、高温設定でサッと済ませてくださいね。
③アウトバストリートメント・オイルで髪を保湿する
ヘアカラー後は、お風呂上がりにアウトバストリートメントやオイルで保湿してください。
アウトバストリートメントとは、洗い流さないトリートメントのこと。
- カラーリング後のダメージ補修
- ドライヤーの熱による負担を抑える
といった効果があり、色落ちを招くダメージから髪を守ってくれます。
そもそもヘアカラーは、キューティクルを開いて毛髪内部に染料を入れる仕組み。
カラーリング直後はキューティクルが開いた状態なので、毛髪内部の水分と一緒に染料が流れ出やすくなっています。
※参考:hoyu
だからこそトリートメントやオイルで保湿して、キューティクルを整える必要があるんですね。
洗い流さないトリートメントは、ドライヤーを当てる前につけるのがベスト。
トリートメント剤が髪をおおって、熱や摩擦によるダメージを抑えます。
特にカラー後1週間~10日間は、毎日欠かさずトリートメントしてくださいね。
きちんとケアすればキューティクルが整って、色が長持ちしやすくなりますよ。
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ヘアカラーが色落ちする原因とは?
そもそもヘアカラーが色落ちするのは、摩擦や乾燥といった髪への刺激が原因です。
- 紫外線に当たる
- カラー直後にパーマや縮毛矯正をする
- 髪を濡れたまま放置する
- ゴシゴシ爪を立てて洗う
- 洗浄力の強いシャンプーで洗う
上述でも触れたように、髪の表面はキューティクルという層で覆われています。
キューティクルはとてもデリケート。
髪を洗いすぎる、ゴシゴシ洗う、拭くなどの摩擦でダメージを受けて、浸透したカラーリング剤が流れ出てしまいます。
また紫外線や乾燥などの外部刺激でも、キューティクルが開いてしまうので要注意。
「UVスプレーや帽子で紫外線対策をする」
「ナイトキャップを被って、就寝中の髪の摩擦を防ぐ」
紫外線対策やできる限り摩擦を起こさないなど、髪にダメージを与えない習慣を身に着けることが大事です。
カラーの中でも「長持ちする色・落ちやすい色」がある

カラー剤には長持ちする色・抜けやすい色があります。
長持ちするカラー
- ブラウン系
- ヴァイオレット系
抜けやすいカラー
- アッシュ系
- カーキ系
- 赤・ピンク系
- オレンジ系
実はヘアカラーは、明るい色ほど色落ちしやすいのが特徴。
特に日本人は髪色が黒いので、明るい色が浸透しにくく落ちやすい傾向があります。
好みのカラーがあるなら、希望の色の1〜2トーン落として選ぶと長持ちしやすいですよ。
また、色落ちが綺麗なカラーを選ぶのもあり。
「ネイビー・アッシュグレイ・ラベンダーベージュ」などは、色落ちする過程で違った表情を楽しめます。
カラーをするときに「退色しにくい色」「色落ちがきれいな色」など、美容師さんに相談してみてくださいね。
ヘアカラーを長持ちできるかどうかは、自宅でのケアにかかっています。
何度カラーリングをしても、正しいヘアケアができていないと、すぐに色落ちしてしまいますよ。
- アミノ酸系の洗浄力の弱いシャンプーでやさしく洗う
- 入浴後はできるだけすぐに髪を乾かす
- アウトバストリートメント・オイルで髪を保湿する
「見落としていた」という部分があれば、今日からさっそく見直してみてください。
髪をいたわって、髪色がキープできる状態をつくっていきましょう。
