「くせ毛が強すぎて、ヘアアイロンが手放せない」
「ひどい髪のうねりで毎朝のスタイリングが一苦労…」
髪の強いクセにお悩みの方は、縮毛矯正でストレートヘアにするのもアリです!
とはいえ、「どれくらいもつの?」「ストレートパーマとどう違うの?」と疑問も尽きませんよね。
そこで当ページでは疑問を解決するべく、縮毛矯正の効果や継続期間を徹底解説。
縮毛矯正後のお手入れ方法まで網羅しているので、長持ちさせたい方も必見です!
【この記事で分かること】
- 縮毛矯正の持続期間・頻度・平均相場から概要をチェック
- セルフ矯正はNG!縮毛矯正で失敗しないポイント
- 矯正後のストレートヘアを長持ちさせる3つのコツ
- 予約前に確認しておきたい縮毛矯正に関するQ&A
縮毛矯正とは?値段・持続期間・頻度

縮毛矯正とは、髪を直毛にするヘア施術のこと。
その名の通り、縮れ毛や強いクセを薬剤とヘアアイロンを使ってまっすぐに矯正する方法です。
美容院で施術するのが一般的で、所要時間や費用の目安は下記の通り。
- 施術時間:120分〜180分(カット込み)
- 平均相場:2万円前後(カット込み)
- 持続期間:ミディアムヘアで3ヶ月、ロングヘアで6ヶ月
特に気になる頻度ですが、基本的に1度縮毛矯正した髪の毛は半永久的にストレートのまま。
ただ伸びてきた髪には矯正がかかっていないので、定期的にやり直す必要があるんですね。
高い技術が必要になるため、1回の料金相場は2万円前後でやや高めに感じるかもしれません。
とはいえ3ヶ月~半年間にヘアケア用品をたくさん買い足したり、何度も美容院に通う必要がなかったりするのを踏まえると、1度検討してみても損はないでしょう。
「ストレートパーマ」「髪質改善トリートメント」との違い
髪をまっすぐにする方法は、大きく分けて「縮毛矯正・ストレートパーマ・髪質改善トリートメント」の3種類があります。
縮毛矯正と他の方法の1番の違いは、ヘアアイロンで熱を加えているかどうかです。
特徴 | おすすめの人 | |
---|---|---|
縮毛矯正 | ヘアアイロンの熱で髪を真っ直ぐにして固定する | くせ毛が強く、しっかりストレートにしたい人 |
ストレートパーマ | ヘアアイロンを使わずに薬剤だけで髪を真っ直ぐにする | ・パーマを落としたい人 ・軽い癖毛をケアしたい人 |
髪質改善トリートメント | 髪のダメージをケアしてサラサラに整える | ダメージによる広がりやうねりを改善したい人 |
縮毛矯正はまず薬剤でクセをなくすところからスタート。
次にヘアアイロンなどで熱を加えて真っ直ぐに固定します。
2つの工程を踏むので、髪をストレートにする力が他よりも強いのが特徴。
特にもともと強いくせ毛の方は縮毛矯正がベターですよ。
一方でストレートパーマは、薬剤のみを使った施術。
ヘアアイロンを使う工程がなく、真っ直ぐに整える力はやや劣ります。
その分髪へのダメージは少ないので、パーマを落とす・クセがそこまで強くない方はストレートパーマがいいでしょう。
髪質改善トリートメントは、あくまでも「ヘアケア」。
ダメージによる広がりやうねりを改善して、髪をサラサラにしたい人向けです。
くせ毛が強く、しっかり髪の毛をストレートにしたいなら縮毛矯正を試してみてください。
【こんな人におすすめ!】縮毛矯正のメリット5つ

当然ながら、スタイリングがグッと楽になることが縮毛矯正の最大のメリットです。
- スタイリングがしやすくなる
- 髪がストレートになることでツヤが生まれる
- 湿気の多い日でも真っ直ぐでサラサラ
- くせ毛による広がりを抑えられる
- 寝癖がつきにくくなる
縮毛矯正をすれば、お風呂上がりもドライヤーで乾かすだけでストレート。
まとまりのあるサラサラの髪になるので、朝のセットの時短にもなります。
他にも「湿気の多い日でも広がらない」「寝癖がつきにくくなる」など、環境による髪悩みにもしっかり対処できるのがうれしいですね。
「毎日時間をかけてクセ毛を伸ばしている」
「雨の日は髪がまとまらず憂鬱」
「ストレートアイロンによるダメージが心配…」
という方は縮毛矯正で快適さを実感できるはずですよ。
セルフ矯正はアリ?失敗しない縮毛矯正のコツ3つ
先述のとおり、縮毛矯正は高い技術の必要なメニュー。
失敗せず満足な仕上がりを目指すためにも、3つのポイントを覚えておきましょう。
- セルフで縮毛矯正をしない
- 髪の状態や希望の仕上がりをきちんと伝える
(どんな髪質なのか、どの程度髪を真っ直ぐにするのかなど) - 日頃から髪をケアする
まず、縮毛矯正はセルフでやらずにプロに任せるのがベター。
市販の縮毛矯正剤も販売されていますが、髪質に合わせて薬剤の強さや放置時間をコントロールできないのがネックです。
「髪がまっすぐになりすぎる」「ボリュームダウンしすぎる」など、かえって不自然な仕上がりになりかねません。
また格安で縮毛矯正を行うサロンもありますが、イメージ通りにならないことも…。
予約前に口コミなどでしっかり調査しておくのも大切ですよ。
美容院で縮毛矯正をするときは、髪の状態や希望の仕上がりを伝えましょう。
見た目でダメージがわからないこともあるので、初めて行く美容院ではカラーやブリーチ、パーマなど施術の履歴を共有するのがキレイな仕上がりになるコツです。
また、縮毛矯正前からヘアケアをしっかりしておくのも忘れずに。
髪が傷んでいると負担に髪が耐えきれないため、施術を断られかねません。
「うねりが酷くストレートアイロン必須の毎日」
「雨の日でも真っ直ぐをキープできるように、しっかり矯正して欲しい」
など日頃のケアや要望まで伝えると美容師さんも仕上がりをイメージしやすいので、理想的なスタイルに近づけますよ。
縮毛矯正を長持ちさせるコツ・手入れ方法3つ
縮毛矯正をしたら、できるだけ長くキレイなストレートヘアを保ちたいですよね。
ここからは縮毛矯正後にするべきヘアケアについて解説していきます。
- 矯正当日の洗髪は避け、翌日からは髪にやさしいシャンプーを使う
- トリートメントでしっかりケアする
- 入浴後は髪をすぐに乾かす
①当日の洗髪は避け、ダメージケアできるシャンプーを使う

施術後は、縮毛矯正をかけた当日のシャンプーをできるだけ避けるのが理想的です。
縮毛矯正は効果が大きい分、髪へのダメージも強い施術。
シャンプーの洗浄成分や洗髪時の摩擦などの刺激で、さらにダメージになる可能性があります。
特に濡れた時にクセが出やすい方は、水に濡らすのを避けたほうがいいでしょう。
うっかり濡れたまま寝てしまうと、ダメージ・クセがつくリスクもあります。
どうしても洗いたい場合は、必ずすぐ乾かすようにしてくださいね。
ストレートヘアを保つには、縮毛矯正の翌日以降に使うシャンプーや洗い方を見直すのも大切です。
- アミノ酸系
⇒ココイルグルタミン酸Na、ココイルメチルアラニンNa、ココイルサルコシンNaといった表記のもの - ベタイン系
⇒コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Naといった表記のもの
- クッション性のあるブラシで髪をとかす
- 38度ほどのシャワーで2分〜3分ほど予洗いする
- シャンプーをよく泡だて、地肌をやさしくマッサージするように洗う
- しっかりとシャンプーを洗い流す
- 洗い流すタイプのトリートメントをつける
まずシャンプーは、洗浄力がマイルドなアミノ酸系・ベタイン系を選びましょう。
特にアミノ酸系シャンプーは髪への栄養補給や保湿が期待できるので、縮毛矯正後のダメージケアにおすすめです。
(関連:シャンプーの界面活性剤は体に悪い?洗浄成分で見極めるやさしいシャンプーの選び方)
また、シャンプー前にはブラッシングと予洗いを徹底するのがコツ。
実は水洗いだけでも約7~8割の汚れが落ちるといわれています。
残った汚れはよく泡立てたシャンプーで洗えばOK。
ゴシゴシこすらず、指の頭でマッサージするように揉み込んでくださいね。
縮毛矯正をかけて24時間は、耳にかけたり結んだりしないように注意。
- 髪を結んだりピンで留めたりする
- カールアイロンをかける
- 必要以上のブラッシング
縮毛矯正当日は、ストレートが定着しきっていない状態。
そのため髪を結ぶと、跡やクセが残る恐れがあります。
また髪がデリケートになっているので、アイロンや過度のブラッシングは避けましょう。
②トリートメントでしっかりケアする

縮毛矯正をかけるとサラサラヘアになりますが、矯正後もトリートメントは必須。
見た目とは裏腹に、髪はかなりダメージを受けています。
インバストリートメントとアウトバストリートメント両方使うのが理想的です。
- 洗い流すトリートメント(入浴時に使うインバスタイプ)
⇒髪に栄養を与える - 洗い流さないトリートメント(入浴後に使うアウトバスタイプ)
⇒ダメージ補修をしながら、外部ダメージから髪を守る
『栄養を与える+ダメージから守る』ダブルアプローチで徹底ケアを心がけましょう。
特に入浴後の洗い流さないトリートメントは、コーティング力のあるクリームタイプ・オイルタイプがおすすめ。
ドライヤーの熱や紫外線ダメージから髪を守り、縮毛矯正の長持ちさせてくれます。
またトリートメントを選ぶときは、美容成分配合のものだとさらに効果的ですよ。
③入浴後は髪をすぐに乾かす

縮毛矯正を長持ちさせるには、入浴後できるだけ早く髪を乾かすのも重要。
そもそも髪は濡れると髪表面を覆うキューティクルが開き、ダメージを受けやすくなる仕組み。
矯正したキレイな髪質を保つには、髪を乾かしてキューティクルを閉じるのが大切なんですね。
(関連:キューティクルとは?髪が傷む原因とうるツヤ美髪に導くヘアケアを徹底ガイド)
濡れ髪は繊細なので、正しい方法でドライヤーを使っていきましょう。
- 洗い流さないトリートメントを、中間から毛先までつける
- 髪から20cmほど離し、髪を持ち上げて根元から乾かしていく
- 根元が乾いてきたら毛先を乾かす
- 8割りほど乾いたら冷風で仕上げる
髪を乾かすときは同じ場所に温風をあてず、ドライヤー本体を振って熱を分散させてください。
斜め上からキューティクルの流れに沿って風をあてるのもポイントですよ。
縮毛矯正に関するQ&A
Q1.縮毛矯正とヘアカラーは同時に施術できる?
A.はい、条件つきで同日に行うことは可能です。ただ、できるだけ別日に行うようにしましょう。
Q2.前髪や根元だけの部分的な縮毛矯正はできる?
A.はい、前髪だけや根元だけといった、一部分の縮毛矯正もできます。
Q3.メンズも縮毛矯正できる?
A.縮毛矯正はメンズにも対応しています。
Q4.中学生・高校生の早い段階から縮毛矯正をしても大丈夫?
A.中学生や高校生でも縮毛矯正してOKです。
Q5.縮毛矯正を繰り返すと髪が傷んで抜け毛にならない?
A.正しく縮毛矯正をしていれば、抜け毛になることはほとんどありません。
縮毛矯正を受ければ、施術を受けた髪の部分は半永久的にストレートのまま。
毎日時間をかけてクセ毛をセットしているなら、縮毛矯正で毎日のスタイリングが格段にラクになりますよ。
縮毛強制は高い技術を要するだけあり、金額は決して安くはありません。
だからこそ失敗せずに長持ちさせることが、コスパにも繋がりますよ。
- セルフで矯正しない
- 日頃からトリートメントで髪をケアする
- 髪の状態・希望の仕上がりを使える
【長持ちさせるケア方法】
- 当日は洗髪しない・結ばない・耳にかけない
- アミノ酸系シャンプーを使う
- トリートメントでしっかりケアする
→インバス・アウトバストリートメントでWケア - できるだけ早くドライヤーで乾かす
長年クセ毛に悩んでいるなら、まずは信頼できるプロの美容師さんに相談してみてください。
上手に縮毛矯正と付き合って、一目置かれるサラサラ美髪を手に入れましょう。
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