髪は全身の中で、一番紫外線が当たる場所。
実は、顔の倍以上の紫外線ダメージを受けているって知っていましたか?
枝毛やパサつき、変色などの悩みは、髪の日焼けが大きく関係しています。
ただ「髪の毛の日焼け対策なんてどうしたらいいかわからない…」という方も多いでしょう。
そこで今回は、髪の紫外線対策・日焼け後のヘアケアについてお伝えします。
うっかり日焼けしてしまったときのアフターケアについても紹介していますよ。
艶やかな髪を維持するためにも、しっかりと対策していきましょう!
【この記事でわかること】
- 髪が日焼けは髪のダメージや頭皮の老化に大きく関係アリ
- 髪の日焼け対策紹介!日焼け止めの選び方をチェック!
- うっかり日焼けしたら「冷やす→ヘアケア」が鉄則
髪の日焼けで受ける悪影響3つ
先述のとおり、髪や頭皮の日焼けは様々なトラブルの原因になりかねません。
- 髪がパサついてツヤがなくなったり、切れ毛や枝毛ができる
- 髪が茶色く変色したり、カラーの色持ちが悪くなったりする
- 頭皮環境の悪化による薄毛や頭皮のたるみを引き起こす
髪のパサつき・ごわつき

髪のパサつき・ごわつきは、髪が日焼けした1番わかりやすいサイン。
(参考:髪のゴワゴワはヘアケアで解決!広がり・ごわつきの原因と今すぐやるべき対策をチェック)
紫外線に長時間浴びたり、直接当たったりすると、髪の表面を覆うキューティクルを破壊します。
キューティクルは髪の表面を覆っている膜のようなもの。
毛髪内部の水分を保つことで、髪のツヤ・コシを守っています。
しかしキューティクルは熱に弱いのがネック。
紫外線によって破壊されてしまうと、毛髪内部の水分や養分が流れ出してパサつき・ごわつきを引き起こします。
また髪が乾燥すると柔軟性が失われ、切れ毛や枝毛につながるので早めのケアが大切です。
茶色く変色する

髪が茶色く変色するのも、髪の日焼けによる影響。
そもそも髪の黒いのは、毛髪内部のメラニン色素によるもの。
髪の変色は、破壊されたキューティクルから色素が流出することが原因です。
キューティクルを失い髪がパサパサになると、毛髪内部がむきだしになります。
メラニン色素が髪の内部に留まることができずに流出し、色が抜けてしまうんですね。
また紫外線を浴びると、毛髪内部のメラニン色素が分解されて色が薄くなることもあります。
特にカラーリングをしている髪はメラニン色素が少なく、紫外線の影響を受けやすい状態。
日焼け対策をしないと、せっかく入れた色素が流出・分解してカラーの色持ちが悪くなるので要注意ですよ。
(関連:ヘアカラーを長持ちさせたい!色落ちを防ぐために今スグできるケア方法)
髪や頭皮の老化が進む

髪の日焼けは、髪や頭皮の老化を進行させる原因の1つ。
紫外線を浴びることで、頭皮が受けたダメージを回復しようとターンオーバーを早めます。
まだ未熟な角質が露出することで、頭皮が乾燥してどんどん硬くなるんですね。
(参考:頭皮のターンオーバーがトラブルを解決する!髪と地肌を健やかに保つヘアケアと生活習慣を解説)
血液やリンパの流れが悪くなって頭皮環境が悪化し、薄毛や白髪が増える原因になります。
(関連:白髪の原因から対策を徹底解説!予防に効果的なケア方法と気を付けるべき習慣)
また、頭皮は顔の皮膚と1枚につながっています。
頭皮が硬化すると顔の皮膚を支える力がなくなり、シワやたるみを引き起こしかねません。
髪の日焼け対策3つ!UVスプレーや帽子を欠かさずに
トラブルを予防してキレイな髪を保つためには、紫外線対策が欠かせません。
肌を紫外線から守るのと同じくらいに、髪も守ってあげましょう。
- UVスプレーやトリートメントで日焼けを防止する
- 定期的にヘアスタイルを変えてダメージを分散させる
髪の毛や頭皮用の日焼け止めを塗る

紫外線を防止には、髪用の日焼け止めを使うのがベスト。
UVスプレーなら白くなったりべたついたりしないので、手軽につけられておすすめですよ。
日焼け止めを選ぶ際は、以下の数値を参考にしてください。
- SPF15~20/PA++短時間の外出
- SPF30/PA+++通勤通学や買い物などの日常生活
- SPF50~50+・PA++++海やプールなどのレジャー
またスプレータイプは、塗り忘れのないようにまんべんなく塗るのがポイントです。
- 缶を上下に強く振る
- 髪から10~15cm離して髪全体にスプレーする
ただし日焼け止めの効果は1日続くわけではないので、2~3時間ごとに塗り直すのを忘れずに。
汗をかいたらタオルできちんと拭き取ってから、スプレーをつけ直してくださいね。
UV効果のある洗い流さないトリートメントもオススメ
UVスプレーにプラスして、UV効果のある洗い流さないトリートメントを使うのもオススメ。
スタイリングの前にサッと使うことで、地肌と髪の両方をケアできますよ。
「ウォーター・ミルク・オイル」タイプがあるので、好みに合わせて選びましょう。
日差しの強い日中は帽子や日傘も併用する
日中は帽子や日傘を併用して頭皮を守るのも大切です。
特に午前10時から午後2時の間は、紫外線量のピーク。
外出時に帽子や日傘を身につけておくことで、髪だけでなく頭皮も守ることができます。
帽子や日傘を選ぶ際は、UVカット加工が施されているかどうか確認しましょう。
UV加工されていれば、色は気にする必要はありません。
帽子は、つばが7cm以上の大きいものが良いでしょう。
つばの下が日陰になるので、髪の日焼け防止もバッチリですよ。
髪型を変える

髪型や分け目を変えるのも、日焼け対策になります。
- センター分け
- 右・左分けに変える
- 分け目をなくす
など、日によって分け目を変えることで紫外線のダメージを分散できます。
特に海やプールへ行く際は、常にアップスタイルにしておくのがオススメ。
ただでさえ髪は水分を多く含むと、紫外線などの外部刺激に弱くなります。
海やプールで髪を濡れないようにするのは難しいですが、アップスタイルにすることでダメージを軽減できますよ。
頭皮の皮がむける?日焼けした後のヘアケア方法
日焼けをしてしまったら、速やかにアフターケアをしましょう。
日焼け後は頭皮が炎症をおこし、ヒリヒリとした痛みやかゆみが出ることも。
(関連:頭皮が痛い…その原因は?抜け毛の前触れ?不安を解消する対処法を解説)
さらに3~4日後には皮がむけるため、不潔な印象与えてしまいます。
頭皮環境の悪化を招いて様々なトラブルを招きかねないので、早めのケアが先決です。
- 冷却・保湿をする
- シャンプー・トリートメントで頭皮を清潔にする
- ドライヤーでしっかり乾かす
①冷たいタオルで冷やす

日焼けした後は、すぐに頭皮を冷やしてほてりを取るのが最優先。
頭皮を冷やすときは、濡れタオルや保冷剤で冷やすのが効果的です。
ただし、氷や保冷剤を使う時はタオルに包んでください。
直接頭皮に当ててしまうと、温度が急激に下がることで頭皮の負担になりかねません。
冷やした後は、頭皮を保湿して潤いを与えましょう。
化粧水を頭皮につけ、乳液やヘアオイルでフタをすると良いですよ。
▼ダメージヘアにうるおいを与える&補修するなら、「シルキーモイストオイル」をチェック!

②シャンプー・トリートメントでケア

日焼けした髪は、洗浄力のやさしいアミノ酸シャンプーで洗いましょう。
(関連:敏感肌にはアミノ酸シャンプーがおすすめ!安くても効果のある成分と選び方をチェック!)
頭皮を保湿しながらダメージ毛を補修してくれるので、日焼け後のヘアケアにピッタリです。
シャンプーで汚れを落とした後は、トリートメントでしっかり保湿しましょう。
- インバストリートメント(洗い流すトリートメント)
毛髪内部にタンパク質や水分を補充し、潤いを与える - アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)
髪の表面を整えて、毛髪内部を保護する
日焼けをして乾燥した髪には、この2つのトリートメントを併用するのも良いですよ。
頭皮がヒリヒリするようであれば、当日はシャンプーを控えて湯洗いのみにしましょう。
すぐにシャンプーすることができなくても、翌日からケアをすればOKですよ。
③ドライヤーでしっかり髪を乾かす

アフターケアには、ドライヤーできちんと乾かすことが重要。
しっかりと髪を乾かすことで、髪が傷むのを防ぐことができます。
温風のドライヤーで9割髪が乾いたら、冷風を当てるのが美髪を保つコツ。
冷風を当てることでキューティクルを整えて、髪にツヤを出すことができますよ。
髪の日焼けは、パサつき・枝毛・薄毛などの悪影響をもたらします。
だからこそ、顔や体と同じように紫外線対策をしっかりしていきましょう。
- UVスプレーやトリートメントで紫外線対策をする
→午前10時~午後2時ごろは帽子や日傘を併用して頭皮を守る - 一日ごとにヘアスタイルを変えて日焼けを分散させる
また万が一日焼けしてしまったら、しっかりとアフターケアするのが大切。
頭皮をしっかりと冷やしてからシャンプー&ドライヤーを徹底してくださいね。
毎日の生活で完全に日焼けを防ぐことは難しくても、少し意識するだけでキレイな髪を保つことができますよ!
