ひと吹きするだけで、髪に潤いと華やかな香りを与えてくれるヘアミスト。
「どのタイミングで使うの?」
「香水の代わりに使える?体につけてもいい?」
など、選び方や使い方に疑問がある方も多いでしょう。
そこでこの記事では、ヘアミストの効果や選び方を紹介。
ヘアミストの香りを持続させる使い方も詳しく解説しています。
ヘアミストで気分が上がる、ふんわり香るツヤ髪を目指しましょう。
【この記事で分かること】
- ヘアミストの効果は香りだけじゃない!髪の保湿やダメージ防止にも効果的
- ヘアミストと香水・ヘアオイルの違いは「ヘアケア効果」と「油分の量」
- 上手なヘアミスト選びのコツは「髪悩みや目的に合わせる」こと
- 効果を長時間キープさせる!朝・夜のヘアミストの使い方
ヘアミストとは?期待できる効果6つ
ヘアミストとは、スプレー状の洗い流さないトリートメント。
手にとって使う一般的なヘアオイルやクリームと違い、スプレーを髪の毛に吹きかけて髪のダメージをケアします。
- 髪を保湿する
- 髪をまとまりやすくする
- 髪の静電気予防
- ドライヤーの熱から髪を守る
- ふんわりとよい香りを与える
- 紫外線の予防
ヘアミストの基本的な役割は、保湿による髪のケア。
「洗い流さないトリートメントの1つ」と考えるとわかりやすいでしょう。
ただトリートメントより水分が多いので、乾燥や紫外線ダメージでパサついた髪にも馴染みやすいのがメリット。
まとまりが良くなるので、朝の寝癖直しとしても役立ちますよ。
また香水の代わりとしても使え、ふんわりいい香りを漂わせてくれるのも魅力。
香水より自然な香りで、強い香りが苦手な方でも使いやすいでしょう。
ヘアミストの中には、紫外線を防止するものもあります。
外出前にシュッと吹きかけておけば、日中のパサつきもカバーしてくれます。
単に香りづけだけでなく、「髪のまとまりが悪い」「静電気でハネてしまう」などヘアトラブルを感じている方にこそ使ってほしいアイテムです。
ヘアオイルや香水との違いは?
ヘアミストはヘアオイルや香水と似た部分もありますが、使う場所や仕上がりに違いがあります。
ヘアミストとの違い | ヘアケア効果 | |
香水 | ・体につける ・汗と混ざりやすく香りが変化する | × |
ボディミスト | ・体につける | × |
ヘアオイル | ・油分が多く、付けすぎるとベタつく ・髪にツヤを出しやすい | ◎ |
まずヘアミストと香水・ボディミストとの違いは、ヘアケア効果の有無。
当然ながら、香水やボディミストでは髪のダメージ補修・保護効果は期待できません。
基本的に身体につけるものなので、髪につけるには適していません。
一方、同じヘアケアアイテムであるヘアオイルとヘアミストの違いは油分の量。
ヘアオイルは植物油などが主成分なので、よりとろみを感じるテクスチャー。
ヘアミストは水分がメインなので、サラサラした軽い付け心地が特徴です。
- 香水やボディミストのような強い香りが苦手
- 香りづけだけでなく、どうせならヘアケアも同時にしたい
- 髪のツヤ出しよりも、髪のまとまり感を重視したい
- ヘアアイテムはベタつかない軽い仕上がりが好み
という方は、ぜひヘアミストを使ってみてください。
ヘアミストの選び方ポイント4つ
ヘアミストは髪悩みや目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
保湿成分はもちろんのこと、スタイリング成分や紫外線カット効果もあると普段使いしやすいですよ。
下記4つのポイントから、重視する効果を選びましょう。
(※タップで詳細にスクロールします)
- ダメージケア重視
→保湿成分配合 - スタイリング重視
→スタイリングのベース剤
- ダメージ予防重視
→UVカットや静電気予防の効果 - 香り重視(ヘアコロン)
→自分好みの香り
トリートメント効果の高い保湿成分配合

乾燥してパサついた髪をヘアミストでケアするなら、保湿成分をチェックしましょう。
- セラミド
- ヒアルロン酸
- アミノ酸
- グリセリン
- コラーゲン
- グルタミン酸
- 植物エキス
特にセラミドやヒアルロン酸は水分を保持してくれる高保湿成分。
りんご果実培養細胞エキス、ヒマワリ種子エキスといった、植物エキスもおすすめです。
髪の乾燥は切れ毛や枝毛、広がりの原因にもなりかねません。
保湿力のあるヘアミストで髪をケアして、みずみずしい髪を取り戻していきましょう。
→パサパサ髪でお困りの方はコチラもチェック!おすすめケア&アイテム
スタイリングのベース剤として使えるもの

ヘアミストをスタイリングに使うなら、寝癖直しやベーススタイリングできる成分配合のものを選ぶのがおすすめ。
髪がまとまりにくい方や、ドライヤー・アイロンで髪が崩れやすい方は以下の成分が入ったヘアミストを選んでください。
スタイリング成分 | ヒートプロテクト成分 |
コポリマー…など | ・ヒートプロテイン熱反応性ポリマー ・ヒートショックプロテイン ・アルカン・γ-ドコサラクトン |
コポリマーは、髪をコーティングするスタイリング成分。
皮膜作用があり髪の毛を覆うことで、水分を閉じ込め髪にまとまりを出します。
ドライヤーやヘアアイロンの熱で髪がパサつく方は、ヒートプロテクト成分がおすすめ。
ヒートトリートメント処方などど記載されている場合もあります。
ドライヤーやヘアアイロンの前に使うことで熱によるダメージから髪を守り、髪のまとまり感をキープしてくれるんですよ。
水で髪を濡らして寝癖直しやスタイリングをしている方は、ヘアケアもできるヘアミストを取り入れると、よりスタイルキープしやすいでしょう。
UVカットや静電気予防の効果があるもの

髪のダメージ予防にヘアミストを使うなら、UV・静電気カット効果に注目するのがおすすめ。
パッケージにUVカット(SPF、PA)・静電気防止と記載があるものを選びましょう。
特に静電気防止を重視したい方は、帯電防止成分(静電気防止成分)な配合のものをおすすめします。
- メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン
・メタクリル酸ステアリル共重合体 - メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン
・メタクリル酸ブチル共重合体液 - ポリクオタニウム-51
- ポリクオタニウム-61
「仕事やレジャーで長時間外出する場合は、紫外線防止効果を重視」
「空調が効いた屋内に長時間いる場合は、静電気防止効果を重視」
など、シーンに合わせて使い分けるのもおすすめですよ。
いい匂い…自分好みの香り
ヘアミストをコスメとして使いたいなら、自分好みの香りを選ぶのが重要なポイント。
香りはナチュラルな香りからラグジュアリーな香りまで多種多様。
匂いも香水ほど強くないので、周りを気にすることなく好みの香りを楽しめます。
下記を参考に、理想的なイメージや好みに合わせてチョイスしてみてください。
- ローズ…女性らしさ
- グリーン…上品
- ホワイトブーケ…気品
- 石けん…清潔感
- サボン…清潔感
- ピーチ…かわいらしさ
- ベリー…みずみずしさ
- シトラス…さやわかさ
上品さを演出するならローズやグリーンなどのフローラルな香り、さわやかな清潔感ならさっぱりしたサボンやシトラス系がおすすめです。
香りは店頭にあるテスターで確認できます。
テスターがない場合は、口コミをチェックすると失敗が少ないですよ。
ヘアミストの正しい使い方・付け方
ヘアミストを使うタイミングは、大きく分けて朝・夜の2パターンあります。
寝起きの寝癖直しにも、入浴後のヘアケアにも使えます。
目的に合わせて、タイミングごとの手順をチェックしてみてください。
【朝編】ヘアミストの使い方

- 全体にヘアミストを吹きかける
- コームで髪をとかす
- ドライヤーやアイロンでセットする
- 仕上げにヘアミストをワンプッシュ
【夜編】ヘアミストの使い方
- 濡れた髪にヘアミストを吹きかける
- ドライヤーで髪を乾かす
朝に使う場合は、根元付近を軽く水でぬらして整えた後にヘアミストをつけます。
このとき、濡れた髪をドライヤーで乾かしてからアイロンやコテを使うのがポイントです。
スタイリング剤を使う場合は、スタイリング剤をつける前にヘアミストをつけるのをおすすめします。
夜のヘアトリートメントとして活用するなら、タオルドライ後。
ヘアミストを吹きかけてからドライヤーで乾かせばOKです。
ちなみにヘアミストを一度につける量は2〜3プッシュが目安です。
香りを持続させたいなら、朝・昼・夜の3回にわけて使うのがベストです。
「香りが物足りない」と感じる時は、ドライヤー・ヘアアイロン後にもう一度サッと軽く吹きかけておくのもアリですよ。
【ハイダメージならヘアオイルと併用】
髪への保湿効果を高めるなら、ヘアミストとヘアオイルの併用がおすすめ。
ヘアミストは髪の化粧水のようなものなので、付けた後は油分でコーティングすると水分が逃げにくくなります。
お肌も化粧水のあとに乳液(油分)を塗りますよね。
髪の毛も同じように、ヘアミスト後にヘアオイルをつけることで、相乗効果を期待できるそうです。
傷んだ髪を集中ケアしたい方は、ヘアオイルとの併用を試してみてください。
ヘアミストに関するQ&A
Q1.メンズがヘアミストを使うのはアリ?
A.アリです!メンズ向けのヘアミストも販売されています。
Q2.ヘアミストは服や体につけても大丈夫?
A.ヘアミストを服や体につけるのは、おすすめしません。
Q3.ヘアミストをつけすぎた時はどうすればいい?
A.ヘアミストをつけすぎた時は、ドライヤーで一度髪を乾かしましょう。
ヘアオイルやクリームよりも、サラッと軽い仕上がりのヘアミスト。
フレグランス効果で香水の代わりにもなるので、「やさしい香りを楽しみたい」という方にもおすすめのアイテムです。
【ヘアミストの選び方】
- ダメージケア
…ヒアルロン酸・セラミドなどの高保湿成分 - 香り
…好みの香りをテスターで確認
…フローラル(上品)・シトラス・サボン(爽やか) - 寝癖直し・スタイリングベース
…コポリマー・ヒートトリートメント処方 - UVカット・静電気防止
…UVカット・静電気防止の記載をパッケージで確認
寝起きやお風呂上がりにシュッと吹きかけるだけで、まとまりのある髪に仕上がります。
香りの種類も豊富なので、自分の好きな香りを見つけてみてください。