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メンズヘアワックスの種類・おすすめの選び方!今更聞けない正しい付け方も解説

【メンズヘアワックス】の種類・特徴一覧 自分に合うヘアワックスの選び方と付け方を紹介

メンズのヘアワックスは種類が多く、どれを選べばいいか迷う方も多いのではないでしょうか。

実際、ワックスの種類によってキープ力やツヤ感が異なるのが難しいところ。
それぞれの特徴や正しい付け方を知らないと、思うようにセットできません。

そこで今回は、メンズヘアワックスの基礎知識や選び方のコツを紹介。
基本の使い方と上手にスタイリングするコツも解説しています。

「これからヘアワックスをつけていきたい」
「今までなんとなくワックスを使っていた」
このような方は、当記事を参考に自分にあったヘアワックスを上手に使っていきましょう。

【この記事でわかること】

  • メンズヘアワックスは大きく分けて「ファイバー・ドライ・クリーム・ジェル」の4種類
  • メンズワックスは「仕上がりやセット力」「髪型」で選ぶのがベスト
  • スタイリング力を高めるワックスの基本的な付け方・コツ

メンズヘアワックスは4種類!それぞれの特徴を比較

市販のメンズヘアワックスの種類は、大きく4種類に分けられます。
まずはそれぞれの特徴について知っていきましょう。

キープ力ツヤ感伸び
ファイバーワックス
ドライワックス×
クリームワックス
ジェルワックス

ファイバーワックス

毛先に動きを出すならファイバーワックス 伸びが良く、ツヤも出しやすい

もっともバランスに優れたヘアワックスがファイバータイプです。

繊維が混ざっており、糸を引くようにねば~っと伸びるのが特徴。
髪なじみがよくキープ力もあるので、毛先を動かすスタイリングの定番です。

基本的に髪質やヘアスタイルを選ばずに使えるので、初心者に使いやすいワックスと言えるでしょう。

クリームワックス

ナチュラルに仕上げるならクリームワックス 柔らかい質感で、どのような髪型にも有効

自然な仕上がりにしたいなら、クリームワックスが最適。

ファイバータイプよりもキープ力・束感はやや劣るものの、ソフトでやわらかい質感。
ウェット感はあまりなく、ややドライな仕上がりになります。
ふんわりと髪になじむので、ボリューム感・毛流れを作りたい方向きです。

また、クリームタイプはドラッグストアやコンビニでよく見かける種類。
どこでも手軽に購入できるのもうれしいポイントです。

ドライワックス(マット系・クレイ系)

セット力とキープ力で選ぶならドライワックス 髪が細い・猫毛の人にもオススメ

きっちり髪をセットしたいなら、キープ力特化のドライワックスがいいでしょう。

マット系やクレイ系とも呼ばれ、ツヤ・ウェット感のないマットな仕上がりになります。
水分や油分が少ない硬めのテクスチャーが特徴。
伸び感があまりありませんが、”ツンツンヘア”などしっかりしたスタイリングが得意なワックスです。

ベリーショートや髪質がやわらかいなど、しっかりセットするのが難しい方にもおすすめですよ。

ジェルタイプ(グリース系)

濡れ髪を作るならジェルタイプ セット直しをするならグリース系もアリ

ウェット感を重視したいなら、ジェルタイプがおすすめです。

濡れたような質感のままパリッと固まるのが特徴で、ツヤ感・細い束感を求める方に最適。
ヘアオイルと混ぜて使うこともできるので、濡れ感を演出したいシーンにピッタリです。

ちなみにグリース系はジェルよりもキープ力は弱まるものの、ツヤ感が出るのが特徴。
ある程度のセット力・ツヤがあればOKという方は、グリース系を試してみてください。

メンズヘアワックスの選び方

ワックスのタイプごとの特徴がわかったところで、パターン別で選び方を紹介していきます。

①仕上がりやセット力で選ぶ

スタイリング重視なら.... 選び方① セット力の強さやワックスの質感で選ぶ

とにかくスタイリングを重視したいなら、セット力や仕上がりでメンズワックスを選んでみてください。

ワックスタイプ
セット力・ドライワックス
ツヤあり・ファイバーワックス
・クリームワックス
マット・ドライワックス
ウェット・ジェルワックス

無造作でマットなスタイルにガッチリ固定するなら、ドライワックス一択。
ツヤを抑えられるので、ベタついた見た目にならず強力にセットできます。

ツヤ感や束感を出すなら、ファイバーワックスやクリームワックスが最適です。
ドライタイプのようにがっちり固めず、軽やかな仕上がりにできますよ。

ツヤ感・ウェット感を出すなら、ジェルワックスを使ってみてください。
濡髪のようになって、セクシーな印象を与えられますよ。

②髪質・髪の長さで選ぶ

髪の悩みを解消するなら.... 選び方② 髪質や髪の長さで選ぶ

髪の広がりやうねりなど髪悩みを解消するなら、髪質・髪の長さでメンズワックスを選ぶのも効果的です。

ワックスタイプ
短髪・猫毛・ドライワックス
ミディアム・ファイバーワックス
・クリームワックス
ロング・ファイバーワックス
・クリームワックス
くせ毛・ファイバーワックス
・ジェルワックス
パーマ・クリームワックス
・ジェルワックス

ドライワックスはショートヘア向き
なかなかセットがキマらない…というやわらかい猫毛の方でもしっかりスタイリングOK。
フワッとしたボリュームと無造作感を作りやすいですよ。

ミディアム〜ロングなら、ファイバーワックスやクリームワックスで自然なボリューム感と束感を出してみるといいでしょう。

髪の広がり・うねりを解消したいなら、ファイバーワックスやジェルワックスが最適。
広がりを抑えて、クセを活かした束感スタイルにできますよ。

またパーマ毛は、濡れることで綺麗なうねりになる髪型。
水分の多いジェルタイプで、濡れ髪スタイルを演出するのもおすすめです。

肌が弱い方は「低刺激のオーガニックワックス」を選ぶのもアリ

ヘアワックスをつけると頭皮が痒くなる人は、オーガニックのヘアワックスを選ぶのもアリ。

オーガニックのヘアワックスは、有機栽培された植物の成分から製造。
ハンドクリームに応用できるほど肌に優しいので、トラブルなく使えます。

キープ力は通常のワックスより劣りますが、軽やかなスタイリングが得意です。
やわらかい束感やボリューム感を出せるので、敏感肌の方は一度試してみてください。

メンズワックスの基本の付け方・使い方

イメージ通りにスタイリングするために、基本的なメンズワックスの使い方をチェックしておきましょう。

①1円玉ほどのワックスを手に取り、手のひら全体に伸ばす ②《バック→サイド→トップ》の順にワックスをつける ③手のひらを左右に振り、髪を散らしていく ④指の間に髪を挟み、手ぐしで束をつくる ⑤手に残ったワックスで前髪の形をつくる ⑥毛先をつまみながら形を整える
  1. 髪全体を濡らして、8割ほど乾かす
  2. 1円玉ほどのワックスを手に取る
  3. 手のひら全体にワックスを伸ばす
    ※指の間にもワックスをつけてください
  4. 《バック⇒サイド⇒トップ》の順にワックスをつける
  5. 手のひらを左右に振り、髪を散らしていく
  6. 指の間に髪を挟み、手ぐしで束をつくる
  7. 手に残ったワックスで前髪の形をつくる
  8. 毛先をつまみながら形を整えて完了

ヘアワックスは、基本的に1度濡らして乾かした髪に使ってください。
特に寝癖があるときは、根本から髪を濡らしてしっかり乾かしてから使うのがベター。

ただし、しっかり動きや束感を出すならドライのままワックスを使うほうがスタイリングしやすいですよ。

メンズワックスは適量を使うのが、きれいなスタイリングのコツ。

いきなり大量のワックスをつけると、ベタついて清潔感のない仕上がりになりかねません。
1円玉ほどを出して、足りなければ少しずつ足していくようにしましょう。

しっかり手のひらにワックスを伸ばしたら、後頭部(バック)から揉み込んでいきます。
このとき、髪を握り込むようにワックスをつけるのがコツですよ。
そのあと側頭部(サイド)→頭頂部(トップ)と、上に行くほど量を少なくしていきましょう。

また、ワックスは頭皮につけないようにするのが鉄則。
頭皮につくと、かゆみやかぶれなどの肌荒れを起こしかねないので注意してくださいね。

最後に、前髪や毛先の形を整えたらスタイリング完了です。

スタイルキープにはドライヤーを使ったセットもおすすめ

セット力を高めるなら、濡れた髪にワックスをつけてからドライヤーで乾かすのも効果的。

①髪全体を濡らす ②タオルドライをした後ヘアワックスをつける ③ドライヤーで乾かしながら髪をセットしていく
  1. 髪全体を濡らす
  2. タオルドライをしてヘアワックスをつける
  3. ドライヤーで乾かしながら髪をセットしていく

熱で温めることでワックスの油分が柔らかくなり、馴染みやすくなるんですね。
ドライヤーを使ったスタイリングには、ファイバータイプなど油分が多いワックスが向いています。

このとき、毛流れとは逆方向に温風を当ててトップ・バックをふんわり立たせるのがコツ。
根本をしっかり温めるために、風量を「弱」にするとやりやすいでしょう。
ボリュームが出て、水とワックスの重みで髪がべったりするのを避けられます。

逆にサイドは毛先を抑えながら上から温風を当ててください。
横に広がるのを抑えられるので、スタイリッシュに仕上がりますよ。

仕上げにヘアプレーを使うとキープ力UP

スタイルキープしたいなら、仕上げにヘアスプレーを吹きかけるのがおすすめです。

ワックスはスタイリングで、スプレーはセットした髪が崩れないように固定する役割。
スプレーによってはパリッと髪が固まるので、風が吹いても崩れにくい髪型になります。

長時間セットをキープしたい・湿気の影響を抑えたいという方は、ヘアスプレーも活用してみてください。

メンズのヘアワックスは、種類ごとで特徴が様々。
キープ力だけでなく、ツヤ感・束感を自由に扱えれば印象もガラッと変わるはずです。

好みの仕上がりや髪質にあわせてヘアワックスを選んでみてください。

キープ力ツヤ感伸び
ファイバーワックス
→ロング・ミディアム・くせ毛
ドライワックス
→短髪・猫毛
×
クリームワックス
→ロング・ミディアム・パーマ毛
ジェルワックス
→くせ毛・パーマ毛

またワックスでセットした髪型を長時間キープするなら、ドライヤーやヘアスプレーも活用してみましょう。

メンズワックスを効果的に使って、今ままで以上に髪型を楽しんでいきましょう。

ABOUT ME
中嶋なるみ
1990年東京生まれ。美容師免許アリ。 ヘアケアを中心に、趣味のコスメ・アパレルの知識を活かしながら美容ライターとして活動中。 「飾らない、自然なうつくしさ」を求めるすべての方に誠実に寄り添うコンテンツづくりにこだわっています。