「パーマをかければセットなしでもお洒落になるの?」
「どのくらいの髪の長さが必要?」
「パーマ自体はどのくらい持つの?」
パーマをかける時、このような疑問が思い浮かぶのではないでしょうか。
今回はこれからウェーブパーマを楽しむ男性のために、ウェーブパーマの種類と選び方を解説。
さらに失敗しないスタイリング方法やウェーブヘアを長持ちさせるコツまで紹介しています。
メンズパーマの基本の“き”をしっかり把握して、おしゃれなスタイルを楽しんでいきましょう。
【この記事でわかること】
- メンズパーマは5cm以上髪の長さがあればOK!頻度と値段相場もチェック
- ウェーブパーマの種類は3種類!理想の仕上がりで選ぼう
- セットなしはNG?ウェーブを引き立たせる基本のスタイリング方法
- 予約前必読!メンズパーマで失敗しないための心得
パーマとは?メンズパーマの値段・最低限の長さは?
一般的にパーマと呼ばれるものは、髪にカールやウェーブをつける施術を指します。
ちなみに髪をまっすぐにする縮毛矯正やストレートパーマも、パーマの一種。
髪を固定する際にストレートにするか、ウェーブにするかだけで、仕組みは同じです。
(関連:縮毛矯正の頻度・持続期間・値段とは?長持ちのコツ、ストレートパーマとの違いまで解説)
特にウェーブパーマは、直毛や髪の動きが出にくい方にオススメ。
髪悩みやセットのしにくさがカバーでき、忙しい朝のスタイリング時短にもなりますよ。
- 直毛で髪に動きが出ない人
- 髪が直毛すぎてペタンとしたり目にかかったりする人
- アイロンでウェーブさせるのが面倒!手軽におしゃれを楽しみたい人
ちなみにウェーブパーマは、人気のツーブロックやマッシュスタイルとも相性バツグン◎
希望する髪型によって、パーマのニュアンスは自在に変えられます。
また、パーマの施術頻度や平均相場は以下の通りです。
- 施術頻度:2〜3ヶ月に1回が目安
- 平均相場:10,000円〜20,000円(カット込み)
- 必要な髪の長さ:5cm以上
あまり短髪すぎると施術できませんが、男性でも5cm以上あればトライ可能。
パーマをかけることで、手間いらずでお洒落なウェーブスタイルをキープできますよ。
【ウェーブパーマの選び方と種類】短髪でもOK!仕上がりに合わせてチョイス
大きく分けて、ウェーブパーマは3種類に分けられます。
それぞれ仕上がりが異なるので、希望のヘアスタイルに合わせて選びましょう。
ツイストパーマ:印象自在でメンズパーマ初心者におすすめ
メンズパーマの中でも人気なのが「ツイストパーマ」。
縦に髪をねじることで、毛先にランダムな動きが出せます。
目立ちすぎない自然な無造作ヘアになるのが特徴です。
- 初めてのパーマでゆるくかけたい人
- ボリュームを出しすぎたくない人
- 毛先に動きをつけて毛束をつくりたい人
ツイストパーマは、ねじりの強さによってウェーブの強さを調整できます。
トレンドのスタイルやカラーなど、いろいろな髪型にマッチしやすいのが人気の理由。
パーマの強弱でデザインを変えられるので、パーマ初心者の方におすすめです。
「動きをだしたいけど、あんまりクルクルしたのはちょっと…」
という方でもナチュラルなウェーブ感を出すことができます。
ガンコな直毛で髪型を楽しめなかった方も、毛先の動きで遊べますよ。
スパイラルパーマ:ボリュームをしっかり出せる定番パーマ
スパイラルパーマは、もっともオーソドックスな種類のパーマ。
根元から毛先まで均等にウェーブを作れるのが特徴です。
スパイラルパーマは、ロッドと呼ばれる筒状のものに髪をクルクル巻きつけて、パーマ液をかけていきます。
ロッドの長さや太さを変えることで、ウェーブの強さを調整できますよ。
またボリューム感を出すのが得意なので、髪がペタッとなりやすい方におすすめです。
- ふわっとボリュームを出したい人
- おでこが広くて髪がペタンとなる人
- 直毛すぎてパーマの持ちが悪い人
根元からカールして薬剤で固定するので、パーマの持ちがいいのも魅力。
ただロッドを巻くためにある程度、髪の長さが必要になります。
心配な場合は希望の仕上がりになるか、美容師さんに相談してくださいね。
ピンパーマ:ベリーショートや部分的なパーマに最適
ピンパーマはその名の通り、コットンや指で髪を巻いて「ピン」で固定する方法のパーマ。
大きなロッドを使う必要がなく、長さ5cmほどのベリーショートでも対応OKです。
細かく髪に動きを出せるので、部分的にパーマをかけるのにも適していますよ。
- ベリーショートでパーマをかけたい人
- 前髪の毛先に動きをつけたい人
- トップに動きをつけて立体感を出したい人
ロッドに髪の毛を巻きつけないので、くせ毛のような自然なウェーブを作り出せます。
ベリーショートの方でなければ、前髪やトップに動きをつけることが可能。
ニュアンスのあるヘアスタイルを楽しみたい方におすすめですよ。
セットなしでもOK?ウェーブパーマの基本のスタイリング方法
ウェーブパーマは、スタイリングすることで本領が発揮されます。
スタイリング剤とドライヤーを使ったスタイリングの基本を抑えておきましょう。
- ファイバーワックス
- ジェルワックス

- 髪の毛を濡らす
- ドライヤーで髪を8割りほど乾かす
※髪の根元が乾く程度 - スタイリング剤を手に取り髪の毛全体に馴染ませる
- スタイリング剤が全体に馴染んだら、揉み込むように髪を握る
- ボリュームや束感を調整して完了
パーマは、髪を濡らすことでウェーブがはっきり現れるという特徴があります。
つまりスタイリング前に髪を濡らすと、ウェーブをキープしやすくなりますよ。
水分でパーマの効果が高まるので、スタイリング剤は水分量が多いジェルワックスがおすすめ。
ウェットな仕上がりで程よくツヤが出てパーマスタイルを活かせます。
ナチュラルな仕上がりにしたいなら、軽やかな使い心地のクリームワックスもいいでしょう。
逆にセットなしだとうねりが弱く、ボサボサした見た目になりかねません。
髪を濡らしても乾くとうねりがなくなってしまうので、ウェーブパーマを楽しむならスタイリング剤を使いましょう。
基本のスタイリングに慣れてきたら、希望の仕上がりに応じてスタイリング剤やセット方法を工夫してみてくださいね。
予約前必読!メンズパーマで失敗せずに長持ちさせるコツ
満足のいくヘアスタイルを長持ちさせるためにも、以下のポイントを意識しておきましょう。
- 普段からヘアケアを心がける(日常的)
- 口コミで気になる美容院のパーマの評判をチェックする(予約前)
- 希望の仕上がりを写真などで伝える(当日)
- できるだけ当日のシャンプーは控える(当日)
まず、パーマをかける前後にヘアケアをしておくのが大事。
少なからず負担がかかる施術なので、髪が傷んでいると希望するヘアスタイルにできない場合があるんですね。
さらに髪を覆うキューティクルがめくれてパーマ剤が流れ出し、すぐにウェーブが取れかねません。
長持ちさせるためにも、ヘアケアをしっかりしておきましょう。
(参考:キューティクルとは?髪が傷む原因とうるツヤ美髪に導くヘアケアを徹底ガイド)
オーダーする時は、希望するヘアスタイルの写真を用意するのがベターです。
美容師さんに「強めのパーマで!」とオーダーしても、イメージが共有しにくいことも…。SNSやスタイルブックなどで探しておき、対応可能かどうか美容師さんと相談しましょう。
口コミや評判をみて、オーダーに対応できる技術力がある美容院かどうかもチェックしておくと安心ですよ。
また、パーマをかけた後の髪の洗い方を注意するのも大切。
最近では薬剤や技術の向上で「パーマをかけた当日でもシャンプーして問題なし」といわれています。
ただ髪が細い方や初めてパーマをかける方は、ウェーブが取れてしまう可能性も…。
不安な方は、できるだけ当日のシャンプーは控えた方がいいでしょう。
当日にスタイリング剤をつけたなら、お湯だけでやさしく洗うようにしてくださいね。
メンズパーマなら、髪に動きをつけて即トレンド感のあるヘアスタイルを楽しめます。
スタイリングを十分に楽しめていないなら、1度試してみる価値あり。
髪のボリュームが少ないと気にしている方にもおすすめですよ。
【メンズパーマの基本情報】
- 施術頻度:2〜3ヶ月
- 平均相場:10,000円〜20,000円(カット込み)
- 必要な髪の長さ:5cm以上
【メンズパーマの種類・オススメの人】
- ツイストパーマ…ランダムな動き
→初心者・直毛におすすめ - スパイラルパーマ…ウェーブ・ボリューム感
→パーマの持ちを重視する方におすすめ - ピンパーマ…部分的にボリューム・ニュアンスを変える
→べリーショートにおすすめ
ちなみにウェーブパーマの効果を引き立てたいならセットは必須です。
ジェルタイプ・クリームタイプのワックスは、初心者でも扱いやすいですよ。
マンネリ気味の髪型もメンズパーマで印象をガラッと変えて、毎日のヘアスタイルを楽しみましょう。
参考献文
日本パーマネントウェーブ液工業組合
「パーマのメカニズム」
