「シャンプーを変えてもフケやベタつきが治らない」
「毎日洗髪しているのに頭皮の臭いが気になる」
このような方は頭皮クレンジングが有効です。
きちんと洗っているのに臭いやフケが気になるのは、汚れが蓄積している可能大。
通常のシャンプーで落としにくい汚れは、頭皮クレンジングが効果的ですよ。
当ページでは、頭皮クレンジングの効果・やり方を詳しく解説。
頭皮クレンジングで頭皮環境を整えれば、頭皮トラブルで周りの目を気にすることも少なくなりますよ。
【この記事でわかること】
- 頭皮クレンジングとは?臭いや抜け毛は改善できる?
- 市販の頭皮クレンジング剤の種類と、それぞれの特徴
- 頭皮クレンジグのやり方をタイプ別で紹介
頭皮クレンジングとは?臭い・抜け毛の改善に効果的
頭皮クレンジングとは、頭皮の皮脂や汚れを落とすヘアケアのこと。
実はシャンプーをしているのにベタつきや臭いが解消しないのは、皮脂汚れの蓄積が原因です。
汗をかいた後などに生じる頭皮のにおいは、皮脂に残った汚れが原因となって生じます。
洗髪によって除去することができなかった皮脂汚れは酸化して頭皮にこびりつき、それがにおいの元となります。(出典:EPARK)
頭皮クレンジングは毛穴から汚れを浮かせて、しっかり頭皮を洗ってくれるんですね。
さらに頭皮のベタつきや臭い対策だけでなく、下記の効果も期待できます。
- フケの解消
- 髪にツヤが生まれる
- 髪がまとまりやすくなる
- 抜け毛・切れ毛の予防
特に脂性肌ぎみの方や夏場など汗をかきやすい時期にはオススメですよ。
市販品は「目的に合うタイプを選ぶ」のがおすすめ
市販の頭皮クレンジグ剤は、主に3タイプあります。
それぞれ特徴が違うので、目的に合わせて選ぶのがおすすめですよ。
オイルタイプ:皮脂と馴染みやすく保湿効果もある
頭皮ケアとクレンジングを一緒にしたい方は、オイルタイプがベター。
ちなみに頭皮クレンジングで定番なのがこの「オイルタイプ」です。
オイルと皮脂はおなじ油性なので馴染みやすく、毛穴に詰まった汚れと溶け合やすいのが特徴。
下記のような天然由来の植物油系が洗い流しやすいのでオススメですよ。
特に椿油やココナッツオイルは低刺激なので、敏感肌の方にぴったり。
一方ホホバオイルはサラッとした軽めのオイルなので、脂性肌の方に向いています。
オイルには頭皮を保湿する役割もあるので、頭皮の乾燥対策にも効果的です。
「肌は乾燥しているけど、頭皮だけベタつく」という方はオイルタイプを使ってみてください。
シャンプータイプ:普段のシャンプーのように手軽に使える
手軽さを重視するなら、シャンプータイプ。
普段のシャンプー感覚でクレンジングできるのが特徴です。
「普段の入浴と同じように済ませたい」
「忙しいから、クレンジングしてシャンプーまでしている時間がない」
という方には方には、シャンプータイプがおすすめです。
同じシャンプータイプでも、頭皮の悩みに合わせて選ぶと効果を実感しやすいですよ。
- ミネラル配合orアミノ酸配合タイプ
⇒頭皮に栄養を与える・抜け毛・切れ毛が気になる方 - 石けんタイプ
⇒低刺激で肌にやさしい・頭皮が荒れやすい方 - オイル配合タイプ
⇒潤いやツヤを与える・髪のパサつきが気になる方
またクレンジングシャンプーは、普通のシャンプーよりも洗浄力が強いです。
詳しくは後述していますが、毎日の使用は控えるようにしてくださいね。
炭酸タイプ:細かな炭酸の泡が毛穴に入り込む
炭酸特有の爽快感があるので、スッキリした仕上がりを求める方に向いています。
特に汗やベタツキ・ニオイが気になる方におすすめです。
炭酸タイプは、シュワシュワした泡が毛穴の汚れを浮かす仕組み。
泡が細かく毛穴に入り込みやすいため、落ちにくい汚れを洗浄してくれます。
炭酸シャンプーは、普通のシャンプーでは落とせない毛穴に詰まった皮脂汚れの除去に効果的。
炭酸ガスは、非常に泡が細かく、汚れに張り付いて浮き上がらせやすくする働きがあります。(出典:育毛サロンR)
また炭酸の刺激で頭皮の血行を整えて、フケや痒みの改善も期待できますよ。
頭皮クレンジングのやり方
頭皮クレンジングのやり方を、各タイプごとでまとめました。
※炭酸クレンジングは、タイプ別に該当する方をチェックしてみてください。
- シャンプータイプ→「シャンプータイプ」
- 泡タイプ・水タイプ→「オイルタイプ」
クレンジングシャンプーの使い方

- 入浴前にブラッシング
- 38度前後のぬるま湯で予洗い
- クレンジングシャンプーを泡立て、頭皮全体につける
- こめかみ⇒頭頂部に向かってジグザグに指を動かす
- おでこの生え際⇒頭頂部に向かって、髪をかきあげるように洗う
- うなじ⇒頭頂部に向かってジグザグに動かす
- 頭全体をつかみ、指の腹で頭皮をぎゅーっと寄せるイメージで揉み洗う
- ぬるま湯でしっかりシャンプーを洗い流す
まずはブラッシングで下準備。
汚れが浮いて、スムーズにクレンジングができますよ。
予洗いは髪だけでなく、頭皮までしっかり濡らしてください。
頭皮を傷つけてしまうので、爪を立てて洗うのはNGですよ。
普段のシャンプーと同様に使用できますが、特に頭皮を洗うのを意識をしましょう。
オイルクレンジングの使い方

- ブラッシングをする
- 500円玉ほどのオイルを手に出して全体に馴染ませる
- こめかみ⇒頭頂部に向かって指の腹でクルクルとマッサージ
- 指で頭を包んで頭皮を揉む
- 頭頂部で指を重ねて3秒ほど押し込む
- よく洗い流す
まずはブラッシングで汚れを落とす下準備。
オイルは髪を濡らす前に使用します。
髪ではなく、頭皮にだけつけるのがポイントです。
5分ほどオイルをつけてから、指の頭で頭皮をマッサージするように汚れを落とします。
※放置時間はメーカーによって異なるので、使用方法を確認してください。
少しぬるま湯を加えてオイルとなじませたら、ぬるつきがなくなるまでしっかり洗い流してください。
その後は通常通りシャンプーしてOKです。
ちなみに頭皮にニキビや傷がある場合はクレンジングを控えて、症状が治ってからにしましょう。
頭皮クレンジングに関する3つのQ&A
Q1.メンズやレディースで選び方が違う?
A.違います。男性は洗浄力、女性は保湿力を重視して選ぶのがおすすめです。
Q2.頭皮クレンジングの頻度は?毎日使って大丈夫?
A.頭皮クレンジングの頻度は週に1〜2回が目安です。毎日の使用は控えましょう。
Q3.頭皮クレンジングの代わりになるものはある?
A.代用はおすすめしません。頭皮専用のクレンジングを使うようにしましょう。
皮脂や汚れの蓄積は、臭いやフケといったトラブルの原因。
普段のシャンプーで落としきれない汚れは、頭皮クレンジングでしっかりケアしましょう。
市販の頭皮クレンジング剤を選ぶときは、目的に合うタイプのものがベストです。
- オイルタイプ
→クレンジング・保湿ケアを同時にしたい - シャンプータイプ
→普段のシャンプーの代わりに手軽に使いたい - 炭酸タイプ
→毛穴汚れをしっかり除去してスッキリ感にこだわりたい
シャンプーだけで解決できない頭皮の悩みがあるなら、ぜひ一度試してみてください。
