「毎日シャンプーしていても、すぐに頭皮が臭ってしまう…」
「自分の頭皮の臭いが心配…」
という方も多いのではないでしょうか。
頭皮が臭っている=頭皮環境が悪化している危険なサイン。
放っておくとかゆみやフケ、皮膚疾患など、頭皮トラブルを起こしかねません。
この記事では今すぐ取り入れたい頭皮の臭い対策をどこよりも分かりやすく解説。
頭皮の臭いの原因、セルフチェック方法もチェックしてみてください。
頭皮のイヤな臭いを改善したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
【この記事でわかること】
- 頭皮が臭う原因は「皮脂量が増加し、菌が繁殖しているから」
- 頭皮の臭いをセルフチェックする方法
- 頭皮の臭い対策4つ&男女別おすすめケア紹介
- 痛みやかゆみ、フケなど別の症状も併発している場合は皮膚科を受診
Contents
毎日シャンプーしているのに…なぜ頭皮が臭いの?

そもそも頭皮が臭うのは、皮脂量が増加し、雑菌が繁殖しているのが原因です。
過剰分泌した皮脂がそのまま毛穴に詰まり、汗や埃などの汚れと合体。
汚れた頭皮環境を作って菌を繁殖させ、これが臭いのもとになります。
皮脂量が増えてしまう主な原因は、頭皮の乾燥・不衛生・生活習慣の乱れ。
下記に当てはまる人は要注意です。
- シャンプーをサボって寝てしまうことが多い
- 1日に何度も髪を洗ってしまう
- ドライヤーをせずに自然乾燥ばかり
- お菓子やファストフードなど、ジャンキーな食べ物をよく食べる
- 睡眠時間が短い、または就寝時間が不規則
- 心身的なストレス・悩みを抱えている
- 頭皮や髪の紫外線対策をしていない
たとえば脂っぽい頭皮が臭うのかも…と、1日に何回も洗うのは逆効果。
頭皮が乾燥して、かえって皮脂をたくさん出そうとしてしまいますよ。
頭皮の臭いを改善するには、「ヘアケア・生活習慣を見直して頭皮環境を健康に保つ」ことが大切です。
自分の頭皮は大丈夫?臭いをセルフチェック!
自分の頭皮の臭いが心配…という方は、セルフチェックしてみましょう。
酸っぱいような臭いや雑巾のような臭いなど、不快な臭いを感じたら要注意。
頭皮環境が悪化しているサインなので、すぐに対処して頭皮トラブルを予防しましょう。
ヘアスプレーやコロンでごまかすのは悪循環
頭皮の臭いをヘアスプレーやコロンでごまかすのはNG。
- 頭皮の臭いとヘアスプレーの香料が混ざり、もっと臭いが強くなる
- 頭皮に直接整髪料をつけることで、さらに皮脂が溜まる原因になる
といった理由で、和らげるどころか悪循環になりかねません。
やりがちな行動ですが、まずは根本から臭いを消すことを意識しましょう。
頭皮の臭い対策4つ
頭皮の臭いは、対策次第で改善できます。
- ベタつきや乾燥など、自分の肌質や状態に合ったシャンプーを使う
- 洗髪を怠らずに、1日の汚れをきちんと落とす
- 洗髪後の髪を放置せず、できるだけ早くドライヤーで乾かす
- 栄養不足やストレスがないか、生活を見直してみる
シャンプーの洗浄力を見直す

まず自分に合ったシャンプーを使うのが、頭皮の臭い対策に有効。
頭皮の状態や肌質に合わせて、洗浄成分の強さを使い分けるのがポイントです。
- 頭皮や髪がすぐにべたついてしまう人
→高級アルコール系などのさっぱりタイプ - 頭皮が乾燥しやすい・刺激を感じやすい敏感肌の人
→アミノ酸シャンプーなどの高保湿しっとりタイプ
頭皮がベタつきやすい脂性肌の方は、高級アルコール系シャンプーがおすすめ。
- ラウレス硫酸Na
- ラウリル硫酸Na
といった成分が記載されているシャンプーを選べばOKです。
洗浄力が強いので、もともと皮脂が多い方でもしっかりと頭皮を洗い上げてくれます。
ただその分髪や肌へのダメージが強めなので、頭皮オイル・ローションで保湿するなど工夫するのをおすすめします。
逆に、乾燥肌・敏感肌の方はアミノ酸シャンプーを選ぶといいでしょう。
(関連:敏感肌にはアミノ酸シャンプーがおすすめ!安くても効果のある成分と選び方をチェック!)
- ラウロイル~
- ココイル~
と続く文字が成分表のはじめに来ているかを確認してみてください。
洗浄力がやさしく保湿効果も期待できるので、乾燥した頭皮をカバーして皮脂の分泌を抑えてくれます。
すすぎ残しに注意して、時間をかけて洗い流すのが上手に使うコツですよ。
どちらにも当てはまらずベタベタしたフケが大量に出ている人は要注意。
別の皮膚疾患の可能性があるので、まずは皮膚科で診てもらうのがよいでしょう。
▼自分に合うシャンプーを更に詳しく知りたい方はこちらをチェック!
1日に1回、必ず洗髪をする

頭皮の臭い対策には、1日1回、必ず洗髪をするのも大切。
髪を洗うタイミングは、「毎日、夜に1回」が理想的です。
実は頭皮環境が整えられるのは、夜の就寝中。
1日分の汚れが頭皮に残っていると、栄養が頭皮にうまく行き渡りません。
栄養不足の頭皮は血行不良や肌荒れを起こしやすく、イヤな臭いのもとに…。
また、頭皮は顔の2倍以上の汗・皮脂を出しています。
清潔な状態で眠るためにも、朝シャンはなるべく避けるようにしてください。
「その日の汚れをその日のうちに落とす」のが、頭皮環境を清潔に保つポイントですよ。
自然乾燥を避けてドライヤーで乾かす

頭皮の臭い対策には、入浴後にしっかりドライヤーで髪を乾かすことも欠かせません。
正しい方法でドライヤーを使って、雑菌の繁殖を避けましょう。
【正しい乾かし方手順】
- 水滴が落ちてこなくなるまでタオルドライ
- 髪の絡まりを手ぐしでほぐしてから、ブラッシング
- ヘアオイル・美容液をつける
- 温風で根元→毛先に向かって8割乾かす
(えり足、耳上は乾きにくいので最初に) - 左右から弱温風を当てて前髪を乾かす
- 冷風で全体を乾かす
また、乾燥が進む前に出来るだけ早く乾かしてあげるのも意識しましょう。
浴室を出てから15分以内を目安にすると良いですよ◎
髪と頭皮にやさしいドライヤー選びも大事!
≫【ドライヤーの選び方】4つのポイントで失敗しない!仕上がりに差をつける乾かし方も解説
正しい食事や睡眠など、生活習慣を見直す

正しい生活習慣を意識するのも、頭皮の臭いを改善する必須条件です。
特に見直したいのは食事と睡眠。
必要な栄養を摂取したり、きちんと睡眠をとることで頭皮環境を健やかに保ちます。
今の自分の生活と比べてみて、出来ることから始めていきましょう。
【男女別】おすすめ頭皮ケア&アイテム
頭皮の臭いを改善するアイテムは、男女で使い分けるのがオススメです。
実は男性と女性ではホルモンバランスの性質上、肌質の傾向が異なります。
- 男性:脂性肌になりやすい
→皮脂量が女性の3倍程度で、頭皮に皮脂汚れが残りやすい - 女性:乾燥肌になりやすい
→頭皮の乾燥を補おうとして皮脂を過剰分泌しやすい
このように、皮脂の過剰分泌の原因が真逆なんですね。
それぞれの特徴に沿ったケアをしていくことが、頭皮の臭い改善のカギになります。
【男性におすすめ】頭皮クレンジング(洗浄)
男性の頭皮の匂い対策には、頭皮クレンジングがオススメ。
シャンプーでは落とせなかった汚れを落としてくれるアイテムで、1000円前後で購入できます。
オイルタイプやジェルタイプ、クリームタイプなど種類は様々ですが、基本的な使い方は同じです。
【頭皮クレンジングのやり方】

- 髪をブラシでとかす
- オイルを頭皮になじませる
- 指の腹でマッサージ
- 5~15分ほど放置
- ぬるま湯でしっかり洗い流す
オイルやジェルはティースプーン1杯くらい、クリームタイプは直径3cmほどが適量。
頭皮になじませたら、汚れを揉みだすイメージで優しくマッサージしてください。
放置時間は10~15分が理想的ですが、難しければ5分程度でもOKです。
クレンジング後は、いつも通りシャンプーで洗髪し、ドライヤーで乾かしてください。
やりすぎるとかえって頭皮の乾燥を招くので、週に1~2回の頻度がベストですよ。
【女性におすすめ】頭皮ローション(保湿)
乾燥しやすい女性の頭皮ケアには、頭皮ローションがオススメです。
頭皮ローションは、頭皮を保湿&栄養を与えるアイテム。
市販で購入するときは、下記のような保湿成分配合の商品を選ぶのが効果的ですよ。
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
【頭皮ローションのやり方】

- タオルドライ
- ローションを頭皮に直接塗る(5~10カ所)
- 揉み込んでなじませる
- ドライヤーで乾かす
頭皮ローションを使うタイミングは、入浴後がベスト。
お風呂上りは血行がよくなっているので、ローションが浸透しやすいですよ。
タオルドライして塗布するのが一般的ですが、商品によっては乾燥した頭皮に使用する場合もあります。
パッケージを確認して、正しい手順で使用してくださいね。
頭皮に塗布するときは、少しずつこまめに塗るのがポイント。
乾燥が気になる部分は、全体をなじませた後にもう一度塗ってあげましょう。
頭皮の臭いが治らない場合は皮膚科を受診する
セルフケアでも頭皮の臭いが改善しない場合、皮膚疾患になっている可能性があります。
【皮膚疾患の例】
- 脂漏性皮膚炎
→若者に多い。「マラセチア菌」の繁殖によって起こる - 濃化湿疹
→「とびひ」のひとつ。引っ掻いた傷からばい菌が入ってしまう - 皮脂欠乏性皮膚炎
→頭皮の乾燥がひどくなり起こる頭皮湿疹。掻きむしると悪化
臭いの他にかゆみや痛み、フケの大量発生などの症状がある場合は要注意。
すぐに皮膚科を受診しましょう。
頭皮に異様な臭いを感じたら、頭皮の皮脂量が増加して菌が繁殖している証拠。
香り付きのスプレーやコロンで誤魔化さず、臭いをなくすケアを取り入れましょう。
- 自分の肌質に合うシャンプーに変更してみる
→オイリー肌は”さっぱりタイプ”、乾燥肌は”高保湿タイプ” - 1日1回、夜の洗髪で汚れをしっかり落とす
→髪は就寝時に栄養をつくっている - 正しいドライヤー方法でしっかり乾かす
→自然乾燥は厳禁、浴室を出てから15分以内にドライヤーが目安 - 食事や睡眠を見直す
→食事:ビタミンCとカロテンを意識的に摂取
睡眠:毎日同じ時間に起床・就寝すること
頭皮クレンジングや頭皮ローションなど、専用のケアアイテムを併用するのもオススメですよ。
ただしなかなか臭いが改善されなかったり、かゆみや痛みなどがある場合は、早めに皮膚科を受診してください。
頭皮環境を健康に保ち、イヤな臭いとサヨナラしましょう!
