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サスティナブルの意味とは?SDGsと違う?私たちの暮らしの中で取り組めること

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「サスティナブルって最近よく聞くけど何?」
という方は多いのではないでしょうか。

サスティナブル(サステナブル)は、環境問題や人権問題、貧困問題にアプローチするために知っておきたいワードの1つ。

今回はサスティナブルの知識を深めるために、サスティナブルの意味や私たちが出来ることについて解説します。

意識を少し向けるだけで、人や環境により良い未来を作っていくことができますよ。

【この記事で分かること】

  • サスティナブルとは「持続可能な」という意味
  • 私たちが今すぐできる「サスティナブルな暮らし」4つ
  • 企業が取り組んでいるサスティナブルについて
  • これをチェック!サスティナブルな商品・企業を確認するためのラベル

サスティナブル(サステナブル)の意味とは?

サスティナブル=持続可能な、地球にやさしい暮らしを目指す取り組みのこと

サスティナブル(サステナブル)は、「持続可能な」「ずっと続けていける」という意味。

「持続する」という意味のsustainと、「〜できる」という意味のableからなっています。
簡単に言うと、限りある資源を使いすぎず、地球にやさしい豊かな暮らし・社会を目指す取り組みのことです。

  • サスティナブルを目指すファッションの「サスティナブルファッション
  • 食べ物を無駄にしない「サスティナブルフード
  • 生活で取り組む「サスティナブルな暮らし
  • 健全な企業活動の「サスティナブル経営」 など

そもそもサスティナブルが注目され始めた主な理由は、人口増加や環境問題の悪化
このままでは2100年になるころには地球の気温が最大4.8℃上昇し、人口が約30億人も増加して、環境破壊が懸念されています。
(参考:Benesse「サスティナブルってなんだろう。」)

環境保護の目的だけでなく社会格差人権ジェンダー発展途上国の諸問題といった点にアプローチする言葉としても注目されていますよ。

サスティナブルとSDGsの違い

サスティナブルとSDGsは、明確に区別があるものではなく地続きのものです。

そもそもSDGsとは、「持続可能な未来を実現するために、2030年達成を目標とする17個の取り組み」のこと。
(参考:外務省「SDGsとは?」)

  • 極度の貧困をなくす
  • すべての子どもが良い教育を受けられるようにする
  • すべての人に平等な機会が与えられる
  • 気候変動による地球温暖化などの影響を軽減させる

といった自然環境や社会に配慮した目標が設定されています。

そもそも「サスティナブル」という考え自体は1980年代に登場しました。
2015年に具体的な課題の解決目標(SDGs)が設定されたことで、サスティナブルの概念とSDGsが結びつきました。

つまり、サスティナブル(持続可能)な未来を実現するためにSDGsの取り組みが必要ということですね。

【「エシカル」もサスティナブルの取り組みの一部】

エシカル*」というワードもSDGsとともに脚光を浴びています。
これもサスティナブルな社会を実現するための行動指針の1つ
(*人々が正しいと思う良心的な社会規範のこと)

エシカルな消費・エシカルな行動をすることで、サスティナブルな未来(持続可能な未来)を実現していくというわけです。

【私たちにできること】サスティナブル商品を選ぼう

「サスティナブルな未来を実現する」というと、大きな活動が必要に感じるかもしれません。
実は衣類や食材の選び方を工夫するだけで、すぐに私たちもサスティナブルな取り組みに酸化できます。

サスティナブルファッション・スニーカーによる取り組み

私たちにできるサスティナブル①衣類やスニーカーは、リサイクル・アニマルフリー素材の商品を選ぶ

衣類やスニーカーなどを購入する際は、再生資源・アニマルフリーの商品を手にしてみてください。

注目するべきポイントは以下の4つです。

  • リサイクル原材料を素材とした商品
  • アニマルフリー素材の商品
  • オーガニック素材の商品
  • フェアトレードの商品

まずはリサイクル素材かどうかをチェック。
リサイクル〇〇(例:リサイクルウール)」や「再生〇〇(例:再生ポリエステル)」と記載の商品を選ぶことで、環境負担低減に貢献できます。

他にもオーガニック素材は繊維(綿)の栽培時に化学薬品を使っていないので、環境にやさしいですよ。

最近では、動物原料を使わないファッションアイテムも増えてきました。
動物由来のレザーを使わない合皮の「ヴィーガンレザー」、本物の毛皮を模したパイル織物の「フェイクファー」が該当します。

また発展途上国の経済格差・貧困問題に関わるのが、フェアトレード商品
発展途上国でつくられた製品を適正な価格で取引し、立場の弱い労働者の生活向上を目指す取り組みがされた商品です。
商品名に「フェアトレード」と記載されていたり、ラベルが貼られていたりするので確認してください。
(参考:最近耳にする「フェアトレード商品」とは?効果や問題点をわかりやすく簡単に解説)

ちなみにファッション業界は大量消費に大きく関与しています。
日本国内だけでも、年間で15億点のファッションアイテムが無駄になっているんです。

アパレル製品(衣料品)の国内の年間供給数量は約29億点。それに対し、消費数量は約14億点と推定されています。その差は約15億点。これが、消費者の手に渡らず売れ残ってしまった余剰在庫の数です。株式会社FINE

選ぶ側も素材や資源に注目して選びたいですね。

認証マーク・ラベル

第三者の機関が厳しく審査し、合格した商品のタグに記載されています。

 

【フェアトレード】
国際フェアトレードラベル=国際フェアトレード基準を満たしている証拠のラベル

引用:FARE TRADE JAPAN

長く使える商品を選ぶのもポイント

フリマアプリを活用したり古着ショップで衣類を選ぶのも手です。

新品の服を買い足すのではなく、古着を購入することもサスティナブル的取り組みの一貫。
着なくなった服は、捨てずにリサイクルショップに持っていくことも大切です。

最近だと使い捨てマスクではなく、洗って繰り返し使えるマスクもサスティナブルファッションの取り組みとして注目されています。

使い捨てマスクを使っている方は、繰り返し使えるマスクに乗り換えるのもおすすめですよ。

サスティナブルフード・シーフードによる取り組み

私たちにできるサスティナブル②食材は地産地消、鮮魚は「海のエコラベル」記載のものを

食べ物や食材を無駄にしないためにも、サスティナブルフードを取り入れることが大切です。

  • 地域の食材
  • サスティナブルシーフード
  • フェアトレード食品
  • オーガニック食品

サスティナブルな食生活のキーワードとなるのが「地産地消」。
まずは自分が住んでいる地域の食材を無駄にしないことが、サスティナブルフードのファーストステップです。
スーパーで食材を買うときは、地産地消コーナーから選んでみてください。

鮮魚であれば、サスティナブルシーフードをチョイスするのがベター。
魚類は、過剰鮮業や海洋汚染が大きな問題となっています。
そのため、持続可能な鮮業を支援するためのMSCという認証団体による「海のエコラベル」がついた食材がおすすめです。

認証ラベル
海のエコラベル

上記のラベルがついた鮮魚は、サスティナブルで適切な管理が認証された食材である証拠です。
海のエコラベルがついた食材を選ぶことで、サスティナブルな活動に力を入れる鮮業者を応援できます。

MSC

またフェアトレード食品オーガニック食品にはコーヒーや紅茶、チョコレートなどがあるので、ラベルに注目して購入しましょう。

商品だけでなく、カフェやレストランもフェアトレード食材・オーガニック食材を活用している店舗を選ぶとよりよいですね。
例えばスターバックスは、フェアトレードの活動を支援しています。
外出時の食事やティータイムの際は、注目してお店を選んでみてください。

もちろん基本的な姿勢として、「食べ物を残さない・必要な分だけ買う・できる限り丸ごと使う」は忘れないようにしましょうね。

【フードロス食品をオトクに購入】

フードロス専用アプリで余った食品を購入するのもおすすめです。
専用アプリを使えば、加盟店で余ったパンやお菓子、食材を定価の3〜5割引きで購入できます。

食品ロス対策に繋がるだけでなく、お得に食品を購入できるので一石二鳥。

アプリによって利用できる内容が違うので、「食品ロス アプリ」と検索して使いやすいアプリをインストールしてみてください。

(関連:食品ロス(フードロス)の問題点・原因とは?家庭でもアプリや通販サイトで対策できる!)

サスティナブルツーリズムによる取り組み

私たちにできるサスティナブル③旅行先ではアウトドアアクティビティ、伝統体験など自然や地域の魅力に触れる

普段の生活だけでなく、サスティナブルツーリズムで旅行先でもサスティナブルな活動に取り組めます。

「ツーリズム」は聞き慣れない言葉ですが、直訳すると「観光業」という意味。
観光地の環境を守り、地域住民の暮らしを豊かにするための取り組みです。

サスティナブルツーリズムの取り組み例がこちら。

  • 自然を活かしたアウトドアアクティビティ
  • 歴史的な建築物見学や伝統体験

観光業者には、サスティナブルツーリズムを目的としたツアーがあります。
ツアー内容はラフティング(川下り)や建築物の見学、伝統文化の体験など様々。
豊かな自然や地域の伝統に触れることで、自然や地域の魅力を再確認しようというのが狙いの一つです。

また、「サスティナブルツーリズム国際認証」をもつ地域に足を運んでみるのもおすすめ。
サスティナブルツーリズム国際認証には40個の基準があり、満たせばサスティナブルツーリズムに力を入れる地域として認証されます。

娯楽でも、サスティナブルな活動にぜひ注目してみてください。

【サスティナブルツーリズムでの配慮も忘れずに】

サスティナブルツーリズムでは地域の環境汚染や地域住民への配慮を忘れてはいけません。
そもそも「持続可能な観光」を目指すための取り組みです。

サスティナブルツーリズムに参加するときは、配慮を忘れないようにしましょう。

  • 観光地の環境汚染をしないこと
  • 観光地の住民の生活を妨げないこと

ポイ捨てはもちろんこと、排気ガスの削減も考える必要があります。
観光地での移動は、可能な限り電気自動車ハイブリットカーを活用するように心がけましょう。

サスティナブルコスメによる取り組み

私たちにできるサスティナブル④リサイクル可能容器、自然由来の成分を選ぶ

化粧品は、容器や成分に配慮されたサスティナブルコスメに注目。

  • 再生可能なパッケージの利用
    ⇒容器がリサイクル可能か確認
  • 環境汚染につながる成分の不使用
    ⇒自然由来・オーガニック製品

化粧品のパッケージは詰め替えられる商品でないと捨てることになり、環境問題につながります。
化粧品を選ぶ際は再生素材を使っているか・再生可能な素材なのかを確認してください。

確認したいリサイクルマーク

化粧品では以下のようなマークに注目。
パッケージや容器のリサイクル材料の有無を確認できます。

またパッケージだけでなく、化粧品の成分にも注目。
自然由来のオーガニック原料のコスメを選ぶのがポイントです。
環境に影響を与える農薬等が不使用な原料を使用し、環境に配慮していますよ。

サスティナブルに力を入れるコスメブランドの製品を選ぶなら、「サスティナブルコスメアワード」をチェック。
サスティナブルコスメアワードは、持続可能な開発目標を選考基準にした賞です。

受賞コスメは公式サイトで確認できるので、コスメ選びの参考にしてください。
(参考:サスティナブルコスメアワードの公式サイトはこちら

企業のサスティナブルへの取り組み

企業のサスティナブル経営:環境配慮商品、エネルギー削減、人権・多様性の尊重など

各企業も持続可能な社会への取り組みに関心を持ち、「サスティナブル経営」というワードも出てきました。
代表的な企業によるサスティナブルな取り組みがこちらです。

  • 環境に配慮した商品開発
  • 店舗の使用エネルギー(電気など)の削減
  • サスティナブルな店舗建材や消耗品の活用
  • 従業員の人権尊重・多様性の尊重

たとえば商品開発をしているサスティナブルな企業は、再生材や環境に負担をかけない原料を積極的に使用しています。
リサイクル可能な商品の開発や、廃棄物を抑えた製造工程なども企業が力を入れる取り組みです。

ちなみに〈住宅・食品・日用品〉を通じて、持続可能な社会実現に貢献することを「サスティナブルデザイン」と呼んでいます。

飲食店などを経営する企業では、店舗エネルギーの削減環境を考慮した資材選びをしていることも。
提供する商品だけでなく、店舗自体もサスティナブルなアプローチで運営しているんですね。

また従業員への配慮も、企業が取り組むサスティナブルな活動の1つ。
性別や考え方など多様性を重んじ経営者と従業員がフェアな関係であることが、社会の一員としての務めと考えられています。

サスティナブルラベル・マーク一覧

サスティナブルな取り組みをする企業・サスティナブルを考慮された商品なのかは、ラベルの有無で確認できます。

【サスティナブルラベル・マークの参考例】

 サスティナブルラベル

一般社団法人 日本サステナブル・ラベル協会

サスティナブルはあくまで概念・考えなので、「サスティナブルそのもの」を認証するためのラベルは存在しません。
基本的には、サスティナブルに準ずる取り組みを認証するマークです。

サスティナブルな暮らしを心がける際には、ぜひチェックしておきたいですね。

サスティナブルは「持続可能」という意味。
現在浮き彫りになっている社会問題を解決して、豊かな社会を未来に残すために必要な考えです。

買い物や食事といった身近なことで、私たちもサスティナブルな取り組みに貢献できます。

(※タップで詳細に逆スクロールします)

できるところからサスティナブルな取り組みを心がけて、次の世代に自慢できる環境・社会をつくっていきましょう。